ロシアのプーチン大統領が13日、中国は台湾統一のために武力を行使することはないという見通しをしめし、また南シナ海問題についても地域外の国家が干渉すべきではないと指摘した。(出展:産経新聞)
さて、これは何を意味するのだろうか?
前述の記事では、プーチン氏は中共の脅威を否定する事で、ロシアの戦略的パートナーである中共を擁護し結束をより強める、と説明している。
という事はプーチン氏は社会(共産)主義者かというと、そうでも無い。9月19日に行われた下院議員選挙で、野党のロシア共産党はプーチン陣営に大規模な不正選挙があった、として抗議集会を行った。
という事は、プーチン氏の与党「統一ロシア」は共産党とは敵対しているという事になる。
ロシア共産党の言い分は、ロシアも新型コロナウイルスの感染防止策として電子投票が導入されたが、モスクワの小選挙区では統一ロシアの候補が電子投票の集計で票を一気に上積みして共産党候補を逆転し、当選を決めた選挙区が複数あった、という事だ。
あれっ、これって、何処かの国の大統領選挙でも同じような事があったが‥‥。
プーチン氏は、トランプ政権時にはかなり米国と親密だったが、今の政権では一線を画しているようで、だからと言って完全に中共側かといえば、そうでも無い。
まあ、ロシアの事だから、もしも中共に西側諸国の軍隊が突入すれば、直ぐにでも国境を越えて一部を占領するという、漁夫の利に在りつく事くらいは当然だから、プーチンの策略には中共も簡単に乗れないところもありそうだ。
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