負債合計額1.9兆元(33兆円)と言われている恒大グループだが、未だ破綻が起きるかは不透明だ。恒大が破綻した場合中国の銀行はというと、実は貸倒れ引当金残高が5兆4千億元(93兆円)あると言われているために、33兆円全てを被ってしまっても未だ余裕があるといわれている。
まあ、中国の銀行は事実上中共による国有みたいなものだから、結構な資金を持っているのだろう。
ところが、恒大には他にも簿外債務があると、米国メディア「ゼロヘッジ」が伝えている。
⇒Goldman Calculates 1 Trillion Yuan In Evergrande Off-Balance Sheet Liabilities
ゴールドマンは恒大の簿外債務を1兆元(17兆円)と算定します
ただし、このサイトは会員限定公開だが、このニュースは流石にインパクトが大きい事から、多くのメディアがこの内容を伝えている。
⇒Goldman Sachs estimates Evergrande (03333.HK) potential off-balance sheet liabilities and contingent liabilities of RMB 1 trillion
ゴールドマンサックスは、恒大集団(03333.HK)の潜在的な簿外債務および偶発債務を1兆人民元と見積もっています。
ややっ、あと17兆円という事は‥‥合計50兆円だ!
そして、破綻時の債務保証は、この簿外債務が優先されると言われ、そうなると33兆円分の回収は極めて厳しいという。この簿外債務が無い場合の債券回収率は25%くらいと試算されているが、簿外債務の話が本当ならば、回収率は上手く行って15%、最悪ゼロ!
日本の年金基金も債権を持っているようだが、最悪は全てがパーとなるかもしれない。
⇒デフォルト寸前の中国恒大集団の社債保有第9位が日本の年金積立
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