コロナワクチンの接種拒否理由として度々言われているのが、不妊症や流産になるという噂だ。これはどこから出た話かというと、なにやらファイザーの元副社長がEUにワクチン試験を即時停止するよう要請した、という話であり、その出処は日本ではBonaFidrというサイトの下記の記事のようだ。
⇒新型コロナ・ワクチンは「無制限の不妊症」を引き起こす懸念がある――ファイザー社の元副社長がEUにワクチン試験を即時停止するよう要請
このサイトは運営元が不明であり、内容的には多少怪しい海外のサイトでの情報を日本語に翻訳して伝えているもので、まあ、全面的に信用するのは危険だろう。そして上記の記事は以下のドイツのサイトを元にしている。
⇒Dr. Wodarg and Dr. Yeadon request a stop of all corona vaccination studies and call for co-signing the petition
ヴォルフガング博士とイェードン博士は、すべてのコロナワクチン接種研究の中止を要求し、請願書への共同署名を呼びかけます
これを見ると、日本語訳で副社長と言っているのはVice Presidentであり、この役職は日本で言えば部長というところだ。その証拠にVice Presidentの上にはSenior Vice President、日本で言えば本部長が存在する。要するにファイザーの元副社長と書くと、経営陣の一人であり、そんな立場だった人物がワクチンでの不妊を訴えているのだから、これは真実に違いない、と思わしている、と疑いたくなる。
ところで、そのドイツのサイトでも内容はサラッと伝えているだけだ。
しか~し、ヴォルフガング・イェードン両博士が出した要望書を見ると、本文だけでも6ページで、エビデンスや捕捉を加えると合計43ページで、これにギッシリと英文がつまっている。
まあ語学力とやる気のある読者は是非とも読破して欲しい。ついでに完全翻訳・解説版でも作ってネットに挙げてもらえば言う事無し。
⇒オリジナルの請願書 Wodarg_Yeadon_EMA_Petition_Pfizer_Trial_FINAL_01DEC2020_EN_unsigned_with_Exhibits.pdf
なお、前述のドイツのサイトが示している両博士の請願の概要で、不妊に関する部分は
as otherwise infertility of indefinite duration could result in vaccinated women.
それ以外は不明確なものの予防接種をされた女性に不妊性のような結果の恐れがあります。
みたいなニュアンスかな?要するに推定の範囲であり、決して言い切っている訳ではなさそうだ。
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