倒産危機が噂されていた中共の不動産大手、恒大集団は9月20日満期の社債がデフォルトする、と噂されていた。
⇒デフォルト寸前の中国恒大集団の社債保有第9位が日本の年金積立
ただし、最新の情報では社債のデフォルトというのは利払いが出来なくなる事を指しているようだ。そして結果は、20日の利払い分は見事に踏み倒した。さらに23日に利払いが発生する社債も当然ながら同じく踏み倒すと言われている。
既に社債の一つは額面価格の30%を下回る水準で取引されていて、これも利払い不履行の可能性が高い、という。
恒大が抱える債務は26兆円とも33兆円ともいわれているが、破綻した場合の債権回収率は15~20%と言われているから、殆ど回収は出来ない事になる。
この恒大グループの破綻は、実はキンペイの進める共同富裕に沿っているのだった。恒大の破綻を発端にして他の不動産企業も破綻し、政府が二束三文で買いたたけば、全ての不動産会社が国有となる。しかも只同然の安値で買いたたけるから、庶民には安価に不動産が供給できる。
加えて、不動産業界が破綻すれば、工事代金を回収できずに建設会社も破綻し、運転資金を融資していた銀行も同じく破綻となり、これらは全てを国家が安値で買いたたけば、共同富裕と国有企業中心の経済が誕生し、これぞ毛沢東の人民公社時代の中共に回帰する事ができる。
さ~て、キンペイの企みどおりに、そんなに上手く行くのかな?
中共の富裕層には共産党幹部の子弟である太子党、改革路線で経済力を付けた上海閥など、キンペイとは相いれない階層があり、この連中が共同富裕なんて簡単に許す筈も無い。
しかし、キンペイも必死のようで、恒大集団の本部に警官隊が突入したというニュースが動画付きで流れている。
🚨チャイナ・エバーグランデ・グループ(中国恒大集団)本部に警察が突入
中国の不動産大手が崩壊 pic.twitter.com/2PXvXElOXO— nobby (@nobby_saitama) September 17, 2021
まあ、何れにしても中共には関わらないのが賢明だが、既にドップリと浸かっている日本企業もあるようだ。自民党総裁候補の一番人気とか言われている河野太郎氏は、親族に中共ベッタリの企業経営者がいる、というスクープも出てきた今日この頃。
何れにしても日本も大いなる痛手を被るのは覚悟する必要がありそうだ。
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