韓国ウォンのデフォルト いよいよ近づく?

 

ロイターが9月7日付で以下の記事を挙げている。
S.Korean stocks fall on tech sell-off, U.S. tapering uncertainty
韓国株は暴落、米国のテーパリング不安で

米FRBはパンデミックを金融緩和で乗り切って来たが、これを終了して年内にも利上げを行うという→テーパリング(先細り)。
FRBのテーバリング不安で韓国株の暴落
FRBの利上げ→各国通貨へ流れていた資金がドルへ回帰→韓国はドル建て債務が多いからウォン安ドル高→元本や利息の支払いが増える→返済不可(デフォルト)となる
というストーリーが指摘されている。通貨と株のダブル暴落じゃあ、それぁ大変だぁ。

まあ、韓国のウォン暴落については既に先月話題になったが
毎回韓国ウォンが暴落と言われてきたが 今回のは本当のヤバいかも

今回はもう少し長いスパンで見て見ると、2009年に急激なウォン暴落が起こっていて、これに比べれば今の状況なんてマダマダだ。この2009年がリーマンショックに起因した韓国通貨危機であり、この時は米・中・日との通貨スワップで何とか切り抜けたのだが、韓国は日本の対応が遅かったとか、恩着せがましい、とまで言い出して、韓国らしく恩を仇で返してくれたのは有名な話だ。

次に本日の値動きを見てみよう。

06:00から約1時間の値動で赤丸部分をみると、1170.8ウォンまで値を戻したと思うとまた下落(ドル高)、これを何回も繰り返している。これは「誰か」が為替介入をしているためで、あまりにも幼稚で解りやすく、その上下する様がネット用語の「wwwww」に似ている事から、ワロス曲線と呼ばれているものだ。

という事から、今すぐにでもウォンがデフォルトするという期待は叶いそうも無いが、タイミング的には今年末の米FRBの利上げ後かな?

まあ、ウォンの相場は定期的にチェックしておく必要はありそうだ。

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