米国では心が女性ならば体は男性でも女子トイレに入ったり、スポーツ競技で女子種目に出場する事を認めるべき、という極端な意見も出ているのに唖然とするが、実は今回のオリンピックに男性から女性に性別変更した選手が出場しているのだった。
ニュージーランド(NZ)の女子87キロ超級に出場するローレル・ハバード選手(43)で、流石に性別変更を公表した選手の五輪出場は史上初だという。
ではハバード選手ってどんな人なの、と思って写真を調べたら、う~ん、見た目としては‥‥微妙だなぁ。
尤も、87キロ超級といえば、他の選手だって女子としては相当に御立派な体形だから、何とも言えないが‥‥。
ハバード選手は2013年に性別適合手術を、その後ホルモン治療を受け2017年の世界選手権では女子90キロ超級で銀メダルを獲得している。
IOC(国際オリンピック委員会)が2015年に策定したガイドラインでは、男性ホルモンが1年間基準値を下回れば女子競技に出られるという事だが、この条件って、特に外性器を女性のように手術しないでも、ホルモン治療だけでも女子競技に出られる、という事なのだろうか?
ところで、ハバード選手のライバルであるベルギーの女子選手は、トランスジェンダーの社会を支持するとしつつも、多様性を実現する際に「他者を犠牲にすべきではない」と主張し、女子選手が不利になると訴えている。
男性ホルモンを押さえて筋肉を落したとしても、基本的な骨格は男女で異なる訳であり、特に妊娠・出産を前提にした女性の骨盤と足の構造は、殆どのスポーツではハンディーとなる筈だ。
ところで、このハバード選手の競技の結果はというと‥‥日程を調べたらば未だ競技は行われていなかった。
さて、結果は如何に。
寧ろ、金メダルを取った方が後程論議を呼ぶだろう。
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