最近世界各地で反政府でも、というよりも暴動に近い事が起きている。
その1つとして、あのキューバでの反政府デモがある。
キューバといえば旧ソ連邦崩壊後も僅かに残っている典型的な共産主義国の一つであり、反政府デモなんてあり得ないと思っていたが、最近遂に勃発した。
フロリダ州知事のロン・デサンティス氏はキューバ軍に共産党政府を打倒することにより歴史に残る事を促している。これに対してキューバのミゲル・ディアス・カネル大統領は、30年間で最大の反政府抗議を引き起こし、自国を「破壊」しようとする露骨で「恥ずべき」試みだと米国を攻撃した。
そしてキューバ政府はウェブサイトをブロックして国民がソーシャルメディアにアクセス出来ないように対策したが、米国はキューバ人に検閲防止ツールをサポートしており、毎日139万人のユーザーがオープンウェブにアクセスしているという。
⇒U.S.-Backed Tech Restores Internet To More Than 1 Million Cubans Amid Uprisings Against Gov’t
米国が支援する技術が、政府に対する反乱の中でインターネットを100万人以上のキューバ人に回復
次は南アフリカでこちらは略奪や破壊という完全な暴動状態だ。汚職を告発されたジェイコブ・ズマ前大統領の逮捕に抗議した支持者による暴動で、少なくとも121人が死亡し、2556人が逮捕された。
警察は暴徒を食い止める事が出来ず、遂に銃器・弾薬を所持する民間人のボランティアによる即興の民兵に頼るという事態にまで発展している。
そしてフランスでは、マクロン大統領がレストランや劇場に入るにはCovidパスポートが必要になると発表した事に抗議して、大規模なデモがパリの街頭を襲った。
抗議者たちは、マクロンの辞任と「パスはパスしない!」と唱えることを要求して、パリの街を埋め尽くした。
という訳で、何やら世界中できな臭い状況になっているが、ソ連崩壊でこの世から消えたと思った共産(全体)主義も、深く静かに潜伏していて、最近一気に復活している様子は、まるでウイルスのようだ。
それがあからさまになった一つの原因は皮肉にも新型ウイルスのパンデミックだった。
となると、陰謀論といわれているウイルスを故意に拡散した(している)という説も強ち否定できないものがある。
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