世界的な自動車用半導体不足に追い打ちをかけるかのように3月19日、茨城県ひたちなか市のルネサスエレクトロニクス那珂工場の火災により半導体の生産が止まってしまった。
⇒世界で相次ぐ半導体工場の火災は‥‥何か変だな?
そのルネサス那珂工場の復旧が進み、6月末に火災発生前と同等の生産水準に復帰した。工場全体の出荷水準が完全に復帰するのは7月末頃の見込みという。
これにより、自動車用半導体不足は改善の方向に向かうというが、このルネサスの火災は何とも不可解だ。加えて、同じく自動車用半導体大手の独インフィニオン・テクノロジーズやオランダNXPセミコンダクターズの米国工場が、米国南部を襲った大寒波で停止するという状況となった。
ルネサス、インフィニオン、NXPは自動車用半導体のトップ3であり、この3社が揃って操業停止になれば、そりゃ影響は大きいのも当然だ。
この騒ぎは、元を正せば半導体生産受託企業、いわゆるファウンドリの最大手である台湾のTSMCが、儲からない自動車用の生産数を減らした事から始まっている。
⇒自動車用半導体の世界的な不足の原因ってなんだ?
この半導体不足騒ぎで、自動車業界は2021年に390万台相当の生産が失われ、1100億ドル(約12兆円)の損出が試算されている。では日本のカーメーカーへの影響はというと
⇒トヨタに半導体不足の影響は無かった!?
流石はトヨタ、お見事!
では、ルネサスの生産停止で直撃を受けたのはというと‥‥
ルネサスの半導体を搭載しているデンソーの機器を使用している‥‥
ヒュンダイ・起亜だった(爆
あれっ、日本品不買じゃなかったのかぁ?
何の事は無い、韓国車の電子制御の要は‥‥デンソー製を輸入していたのだった。
という事は、デンソーが出荷を停止したらば、ヒュンダイグループの自動車生産ラインは‥‥止まるという事だ。
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