日本での新型コロナワクチン接種が他の先進国どころか、中所得国に比べても大きく遅れているのは既に判ってはいた。
⇒日本のワクチン接種状況は世界で見るとどの程度なのか?
それで現在のワクチン接種を巡る英米の状況はといえば
米国:接種完了から2週間経過でマスク原則不要
英国:6月下旬にも大半の規制解除
これに対して日本はと言えば、ワクチン自体の確保も遅れたが、それにも増して折角入手出来たワクチンを接種するにも、体制の遅れで全く進まない状況で、英オックスフォード大学などが行った16日までの状況調査では、日本は世界110位前後で、これは発展途上国並みだという。
その遅れの原因は接種を担当する医師などの不足と言われているが、いやいやその前の段階で既に滞っているのだった。
西日本新聞が16日に伝えたところによると、福岡県で超低温冷凍庫のある拠点病院(基本型接種施設)から、医療従事者が接種を受ける中小規模の病院(連携型接種施設)への移送などを手配する県の委託業者がパンクし、医療従事者への接種が滞っている、という。
最大の原因は県が「接種希望の把握に想定以上に手間取った」事だという。まあ福岡に限らず、日本中で接種が滞っているのは間違いないが、我が家の周辺でも市によって違いがあり、結構順調に進んでいる市もあれば、全く何をやってるんだ、という市もある。これは市職員のレベル差もさることながら、県の配布計画も出鱈目だったようで、まあ我々の認識からすれば、昔から地方公務員何てバカの代表と思っていたが、それが今立証されつつある、という事だ。
そんな日本の状況に対して、欧米では東京五輪なんてやったら「一大感染イベント」になってしまう。開催は無理じゃねぇの、何て言い始めている。
ところが、もしも日本からの要請で五輪中止となったらば、膨大な損害賠償を請求されてしまう。従って五輪中止を決定できるのは事実上IOCのみだ。日本はこの事実をもっと声を大にして世界にアピールすべきなのだが‥‥。
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