中国国営テレビが24日報じたところによると、中国初の強襲揚陸艦の就役式が23日に習近平国家主席の出席により海南島で行われた。
この艦は075型とみられ、米国のワスプ級に匹敵し、「海南」と命名された。
075型のスペックを日米の同クラス艦と比較すると、全長はほぼ等しいが幅が狭い。機関はディーゼルエンジン4基だが、米国のディーゼルエレクトリック方式や日本のガスタービンエンジンに比べて旧式であり出力も小さい。尤も自動車用のエンジンもロクに作れず、三菱から購入している程度の技術だから、こんなものだろう。
日本のいずもは満載排水量が少なく、搭載機も少なく、エアクッション揚陸艇の搭載も無いが、エンジン出力は圧倒的であり、パワーも075型の倍近い。その結果は最大速力30ノットと米中を圧倒している。これって、もしかして、強襲揚陸艦に見せかけて最初から小型空母としての設計だったりして。
さて、この075型の実際の性能や強襲揚陸艦としての乗り組み員の練度などは定かではないが、配備の目的は間違いなく台湾侵攻や南シナ海での紛争、そして尖閣への上陸などを視野に入れているだろう。
まあ、1989年から強襲揚陸艦を使用している米軍の練度に達するのは、まず無理だろうが、ハッタリにはなる。
なお、075型のサイズからすれば、いずものように小型空母としての使用も可能ではあるし、そうなればポンコツ空母よりは余程脅威になるが、悲しいかな中共にはF35BのようなSTOVL(短距離離陸・垂直着陸)機が無い。
まあ、当然ながらF35Bの極秘資料を盗む積りだろうが、それでも流石にSTOVL機を作る能力は無いだろう。
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