17日、米国ヒューストン郊外で米国大手EVメーカー、テスラのモデルSが衝突事故を起こしたと米メディアが伝えている。
事故車には助手席と後部座席に各1名が乗車していたが、事故により二人とも死亡した。衝突時には運転席は無人だったというから、運転席に人を乗せずに自動運転していた、という事だろう。
自動運転自体は今の技術なら可能だが、他のメーカーが実用化していないのは、万が一の不具合が起これば大事故となるからだ。
と、思ったら、テスラによると、事故車は高度な「フルセルフドライビング(FSD)」機能を装備していなかったという。また標準的なオートパイロットを作動させるにはそのための車線を必要とするが、事故のあった道路にはそれがなかった、とも発表している。
またテスラのウェブサイトでは、現在の自動運転はドライバー自身が車を監視する必要や責任があり、完全自動運転では無い事を強調している。まあ、突っ込み処としてはドライバーズシートに人が不在とか、道路にセンターラインが無い時には自動運転を中止して急停車する、くらいのフェールセーフは付けるべきとも思うが‥‥。
事故車に乗車していたのは69歳と59歳の男性だったというが、テスラSは日本でも1千万円超えの高級車であり、それ程の富裕層が、ハッキリ言って無知過ぎるのが原因で死亡事故に至ったのは不思議でもある。
なおテスラSについては
⇒Tesla Model S 試乗記(2016/7)
コメントを残す