人民解放軍空軍 15機が台湾のADIZに侵入

 

台湾国防部が下記のようにツイートしている。

その侵入経路は下記の図がアップされている。

各機の詳細は
Y-8 ASW x 2機

Y-8は旧ソ連が1957年から運用している4発ターボフロップ輸送機An-12を例によって中共がコピーして、人民解放軍が各種用途向けに使用しているものだ。
Y-8 ASWはY-8をベースに対潜哨戒機としたものだが、まあ対潜哨戒機というのは低速で安定している事が必要だから、旧型のプロペラ機で充分とも言えるが、こんなものを侵入させて何をする積りなのだろうか。

Su-30 x 2機

ロシアのスホーイが設計した多用途型戦闘機で1997年から運用が開始されている。製造は中共のノックダウンでは無く、ロシアからの購入のようだ。従って粗悪コピーの多い中共の戦闘機の中では、最もマトモなのではないか。空軍で76機、海軍で24機を購入している。

J-10 x 6機

中共が独自に開発した多用途戦闘機で、高価な主力戦闘機に対して機数を確保する軽戦闘機であり、西側で言えばF-16のような位置になる。現在まで4百数十機が生産されたというが、新世代とは言っても最新のフライバイワイヤ(電子制御)操縦装置は中共の技術では作れず、自国生産のジェットエンジンもトラブル続出で、最近ではロシアから購入する動きもあるなど、まあ当然ながら中華品質だ。
400機以上も揃えたようだが、果たして有事に使い物になるのか?

J-16 x 4機

最新鋭戦闘爆撃機で2014年から運用されている。といっても実はこれ、ロシアのSu-27をコピーした中共お馴染みのパチもので、機体は電波吸収体と複合材を使用している、と言われているが、今回簡単に台湾のレーダーで捕捉されているから、やっぱりハッタリだったようだ。

Y-8 RECCE

前述のY-8 ASW対潜哨戒機と同様にY-8ベースの戦術偵察機で、台湾のADIZ(防空識別圏)に侵入する目的は単なるハッタリだろう。大体、こんな低速でガラの大きな機体では、台湾の戦闘機に狙われたら簡単に撃墜されてしまう。

という訳で、例によっての威嚇だが、今回は総勢15機と数が多い。米国が梅爺のDS政権になったと言う事で、強気に出てみたのだろうが、梅爺はともかく、新任の閣僚や民主党を含む議会も、中共については寅さんの方針を維持するようだ。というか、元々米国の中国への強行政策は議会主導なのだから、梅爺なら優和路線になるという考えは甘いだろう。

中共がこれ程力を付けたのは米民主党の尾浜一派だが、DSとしては力を付け過ぎた中共は危険になって来たから、そろそろぶっ潰すか力を削ぐであろう事は明白だ。

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