中国が豪州からの輸入規制で電力と食料不足のブーメランを食らう

 

中共と豪州の関係悪化は、中共による豪州製石炭の輸入禁止へと進んでいる。既に中共では10月に豪州産石炭を陸揚げしないように港湾への口頭での指示がなされており、50隻程の船舶が中国沖合で足止めされている、と欧米各紙が伝えている。

それで、何が起こるかと言えば、石炭不足による発電量の減少、すなわち電力不足だ。ええ~っ、中国は資源大国で石炭なんか幾らでもあるんじゃ無かったのかぁ? と、思ったら、実は中国の石炭は硫黄分が多くて排気ガスが最悪。しかも熱量が少ないという、とても火力発電に使えるような代物ではないのだった。

実際に中国では浙江省、湖南省、江西省など各地の政府機関や企業に対して、「電気使用の制限と操業停止」の緊急通知を出しているようだ。これらの省では加工工場に対して12月31日までの操業を停止するよう命令が出されているという。

加工工場以外でも、学校、病院、銀行、スーパーマーケットなどの暖房器具とエレベーターの使用禁止が通達されているようだ。高層マンションに住んていると、高齢者でも二十数階まで階段で上り下りする必要があり、病院では重症患者のCT検査も出来ず、暗すぎて注射すらも出来ない、という。

実は輸入禁止措置は石炭のみならず、小麦などの食料品にも及んでおり、電力不足に加えて食料不足という、国民には生きるか死ぬかの問題となっている。元々、今年の春以降の異常な豪雨で、中国の農産物は壊滅状態だったから、豪州産の食料輸入を禁止すればどうなるかは直ぐ判る事だ。

それでも中共幹部からすれば、国民が凍死するかどうかは重要では無く、党のメンツを如何に保つかが最重要なのだった。

流石は悪魔の中国共産党だけあって、その徹底ぶりは驚くばかりだ。

 

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