ウラジオストクと言えば、2010年にロシアが太平洋経済協力会議(APEC)首脳会談の開催場所とした事でも知られ、我々からすればロシアの領土と思うのが普通だろう。
ところが中共では新しい歴史教科書で「極東の中国領150万平方キロが、不平等条約によって帝政ロシアに奪われた」と記述を始めた。おおっ、例のパターンだ。これである日突然ウラジオストクを「中国固有の領土」として返還を要求する、という尖閣と同じパターンだ。
しかし尖閣と違うのはウラジオストクは歴史的には中国領であったが、1860年の北京条約によりロシア領に移管されたものだという事だ。そして当時の帝政ロシアは「極東を制圧せよ」を意味するウラジオストクという名前を付けたのだった。
中露の国境に関しては1991年に中ソ国境協定が結ばれ、東部国境がほぼ確定され、その後1994年のエリツィン政権との間で西部国境も一部を除き画定された。さらにその一部残った部分も2008年にプーチン大統領が合意して国境追加協定が締結された。
これにより中露国境の争いは終止符が打たれ、ウラジオストクもロシア領であることが確定していた。
しかーし、中共は前述のように教科書の記述を変えるなど、着々と領土化に着手していたのだった。いや教科書のみならず、極東のロシア領には中国人の多くが住み着き、ウラジオストクの中国人街には中国人が溢れている、という。中国人はスーパーや店を買収し、放置された建物を修復し、中国人コルホーズを組織しているというように、例によって気づかれないうちに全沿海地方を支配しているのだった。
勿論中共の領土拡大の野望は沿岸部のみではなく、国境を接する他国と軒並み紛争を起こしている。そして今度はブータン東部の領有を主張し始めた。ブータンといえば中国とインドの間にある小国であり、巨大な中国が豆粒みたいに小さなブータンの領土を主張するというは、一体何を考えているのか。とにかく中国共産党は自国に接する地域は全て奪おうとしている、としか考えられない。
中共に占領されるとどうなるかは、ウイグルやチベット、そして香港を見れば判るだろう。
これぁ、やっぱり、早いところ中共を完全に潰さないと、世界中に被害がおよぶ事になる。まあ世界の動きは反中共で一致しつつあるが、米国でさえ利権で繋がっている連中は多いから油断は禁物だ。
日本だって油断していれば尖閣どころか北海道まで中共の領土だと言いかねない。
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