中共の北戴河会議ってなんだ?

 

北戴河(ほくたいが)会議とは中国共産党の指導部や長老が河北省の避暑地、北戴河に集まって重要課題を議論する秘密会議で、内容は勿論、開催期間も公表されていない。

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北戴河会議は毎年引退した元指導部と現指導部が集まり、重要政策や人事について意見を交わしてきたが、首都北京から近いリゾート地という事で、本来は避暑地で休暇を兼ねたような集まりだったらしい。そして今年は新型コロナを理由に開催を見送るとの観測もあったが、結局は8月初旬から開催されたようだ。今年は中共の存続に関わる事態が多数発生しており、会議は相当に揉めたようで、例年より期間が長かったようだが、中でもキンペイへの批判が集中したと言われている。

内容は非公開とは言え、今のご時世だからネット上には各種の情報が飛び交っているのは当然だ。その中で信頼できそうな情報では、今年は相当に揉めて、キンペイは長老たちからその失策を多いに攻められたという。まあ当然だろう。このままでは中共が無くなってしまう可能性大であり、その最大の責任は勿論キンペイにあるのだから。

また今回の会議では対米強硬派が戦浪外交の失敗を認めてソフト路線に転じたとも伝えられている。そして反体制派、というか反キンペイ派は李克強を次期トップに担ぐ様相で、キンペイと李克強の対立はさらに激化するだろう。

それにしても中共では首相(李克強)よりも共産党総書記(習近平)の方が上というのも日本人からすれば異常な事であり、これって例えば首相よりも自民党幹事長の方が上、みたいなもので‥‥んっ?もしかして‥‥中共と同じ‥‥とか?

なお北戴河会議の情報については香港の日刊紙である蘋果日報(Apple daily)がXi Jinping was under siege at the Beidaihe Conference? (習近平は北戴河会議で包囲されていたか?)という題名で伝えている

それでは米国はどう出て来るかだが、先ずは11月の大統領選挙の結果次第だろう。バイデンが勝てば中京への強行路線は影を潜め、折角追い詰めた中共が復活する可能性も多いという最悪事態になるだろう。何しろ副大統領候補のハリスは極左であり、日本の政治家ならミズホちゃんみたいなものだ。

ではトランプ大統領が再選したらばこのまま突入かといえば、選挙が終われば現実路線でソフトランディングに向かうかもしれない。そうなると、中共は少し抑えていた尖閣にしても、再び強硬路線に向かうであろうし、やはり日本は早急に米国の支援無しでの対中共防衛を考える必要がある。

先ずは魚釣島に立派な灯台を建てて公務員を常駐させる事だろう。

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