韓国のマスコミは、大統領秘書室長と青瓦台(大統領府)秘書室所属の大統領首席秘書官5人が7日、一斉に辞意を表明した、と伝えている。
辞意の理由は最近、不動産での失政や複数の住宅を所有する青瓦台参謀に対して世論の批判が高まり、これが文大統領支持率の急落や国政運営の大きな負担になっていて、これに責任を痛感したため、という事になっている。
韓国では投機目的の不動産購入により価格高騰が続きマイホームの取得を断念する国民が多く、このため政府高官の複数住宅所有規制を始めたが、今回辞意を表明した参謀のうち3人は複数住宅所有者であり、今でも手放していないという。要するに「権力は短く、江南のマンションは永遠だ」という事で、マンションを手放すくらいなら、落ち目の大統領秘書の職なんて捨てるのは簡単という事のようだ。
結局、辞任理由は政策失敗の責任を取るのではなく、資産を手放すくらいなら辞任しよう、という極めて自分勝手なものだったが、まあ韓国のみならず、政治家やその秘書なんていうのは私利私欲の塊であり、今時国に命を捧げる、なんて人材はいる筈もなく、本当に能力があればそんな職業には就かないのが実態だ。
それにしても韓国の住宅事情って、なにやら我々には懐かしいものがある。30年くらい前の日本にそっくりだ。
ただし、韓国で人気のあるのは一部の地区のみのようで、例えば同じ江南でも華やかな繁華街から僅か700mしか離れていない場所にはスラム街が存在するという。
日本の場合は田園調布の隣にスラム街がある、なんて事は無いが。おっと、場所によっては憧れのタワマンの隣がスラム街、っていうのも確かにあった。
⇒タワマン住民へのネットの揶揄は妬みなのか
田園調布も成城も戦前からの高級住宅地だが、川崎のタワマンは最近開発されたもので、それ以前はスラム街。要するにソウルなんて川崎のスラム街程度と言う事だ。それにしても戦前日本政府が大金をかけて整備した街並みはどうなったのだろうか?日帝の遺産だとか言ってぶっ壊したのだろうか。これに対して、北朝鮮の都市は当時のインフラをしっかりと受け継いでいるらしい。
北朝鮮を実際に動かしているのは旧陸軍の関東軍上層部という説もあるが、無下に否定派出来ないものがある。
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