現代自動車の2次協力会社のミョンボ産業が「経営悪化で事業経営が不可能」として、1次協力会社に公文書を送り、納品中断と事業放棄を宣言したという。慌てて連絡するもホームページ・事業場をすべて閉鎖して連絡不可能な状態だとか。
このチョンボ産業、ではなくミョンボ産業はシートや運転席の部品などを生産してきた企業で、パリセード、サンタフェ、ツーソンなどの部品を供給していたが、これらの部品は同企業のみで生産していて、いわゆる並注はされていなかった。
そして同社が工場閉鎖で連絡が取れないために、製造の為の金型を回収する事が出来ない状態のようで、このままでは当分同社が納入していた部品を入手できず、結果的にこれらの車種を生産できない事になる。
しかしこんな事は日本の自動車業界では考えられない事であり、カーメーカーから直接受注する1次協力会社(通常大手企業)は、外注先の2次協力会社に対して常に経営状態をチェックしていて、経営不振の兆候があったときは即座に支援策を検討するのが普通だ。それで経営が成り立つように工場内の設備の近代化とか、そのための資金繰りの支援とか、最後の手段は買収による子会社化とかを早い段階で行う事で、突然の部品供給停止などが絶対に起こらないように常に気を使っている。
要するに日本のクルマに追い付いたニダ、とホルホルしている韓国だが、実際の生産体制などでは数十年遅れているというのがハッキリ判った。自動車産業というのは実に奥が深くて、表面だけで追いJ付いたと思ってもいざという時の底力が全く違う。
という事で、逆に日本人は安心しただろう。
目出度し目出度し
コメントを残す