北朝鮮軍が17日午後からDMZ(非武装地帯)の北朝鮮側地域で最前方監視哨所に相当する「民警哨所」へ兵力を投入した、という。民警哨所には警戒兵が常駐していない場所が多かったが、今回9.19南北軍事合意で爆破された民警哨所の復旧作業を行っているようだ。
その証拠に兵隊たちはスコップやつるはしを持って動き回っているのが確認された、という。
こらぁ、誰だ、スコップとつるはしをバカにして笑っている奴は! スコップとつるはしこそ土木作業の基本だ。下の写真を見ても判るように、米軍のジープには標準でスコップとつるはしが装備されているくらいだ。
尤も第二次大戦中の話だが(爆
これについては北朝鮮軍総参謀部の報道官が「北南軍事合意に基づきDMZから撤収していた民警哨所を再び進出・展開させ、前線警戒勤務を堅固に強化する」「同地域全般で前線警戒勤務級数を1号戦闘勤務体系に格上げする」との声明を出していた。
1号戦闘勤務体系とは火器に実弾・弾薬を込めて完全軍装を整えた後、陣地に投入されることを指し、実際に前線の北朝鮮軍部隊はヘルメットをかぶり、個人火器に着剣した状態で勤務している、というから、いつでも戦闘をするぞぉ~、っていう状態だ。何てったって個人火器に着剣というくらいだから、いざとなったら銃剣で突っつきあって戦うのだろう。まあ弾が買えないからねぇ。
北朝鮮軍(正式には朝鮮人民軍)、中でも陸軍はレトロな装備で超マニアックな軍隊だから、それはそれは楽しみだ。
なお18日の「南北連絡事務所爆破」について「当然なくなるものがなくなったという痛快さを禁じ得ない」「3年患っていた胃もたれがすっと通っていくようだ」との住民のコメントが発表された。また朝鮮の労働新聞では、韓国政府を「民族全体と世界の前で印を押した合意も守れないあほう」と非難し「連絡事務所爆破は始まりにすぎない」「連続して湧き起こる正義の爆音は想像をはるかに超えるものになるかもしれない」と脅迫している。
これに対して日本の朝鮮総連(日本朝鮮人総連合会)も機関紙で「無策無能な南朝鮮の当局者らによって招かれた危機」と題して「今後、朝鮮の連続的な対敵行動措置の強度と決行時期は南朝鮮当局の身の処し方、動き方次第で決まるだろう」との警告を発している。
フムフム、朝鮮総連も本国と同様頑張っているようだが、イマイチ迫力に足りないねぇ。「無策無能な南朝鮮の当局者ら」何て、朝鮮総連に言われなくても、多くの日本人が既に知っていることであり、やっぱりもう一捻りほしいよねぇ(笑
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