ブラジルでは年金対策で高齢者減らしの為にコロナ無策に転じた

 

ニューズウィークジャパンが伝えるところによると、現在ブラジルでは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための手段を一切行っていないという。感染防止よりも経済を優先し、スポーツジムや美容サロンの営業再開も許可するというボルソナーロ大統領の方針によるもので、その結果は当然ながら感染者は増え続け、米ワシントン大学研究所によるとこのままでは8月初旬には死者が12万人以上になると警告している。

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実はブラジルは伝統的に感染症対策に力を入れきた経緯があり、今回も新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために迅速に手を打ったのだが、大統領首席補佐官室の介入により方向転換され、また国民にソーシャルディスタンシングやステイ・ホームを呼びかけた保健相は解任され、現在保健相が不在となっている。

ボルソナーロ政権では死者が高齢者に集中している事を知って、感染拡大により年金の赤字が減り財政状況が改善する事を期待している、と政府関係者が漏らしていたという。

こんな状況だから感染者数の把握も出来ず、スラムの住民の間の感染拡大で事態は増々悪化しているようだ。5月末で把握できた感染者数のみでも既に米国に次いで世界第二位となっている。

高齢者の死亡が増えれば年金財政が向上する、というのは日本でも同じ事。内心ではそれを期待している政府関係者もいるんじゃねぇの?

尤もその連中も高齢者の一歩手前だから、明日は我が身というところなのだが‥‥。

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