ロイターによると『NHTSA(米運輸省道路交通安全局)が17日に米国テスラ社のEV(電気自動車)の「突然の意図せぬ加速」問題を巡り、50万台を対象とした調査とリコール(回収・無償修理)の要請を検討すると明らかにした。』
対象車はテスラの2012-2019年型モデルS、16-19年型モデルX、18-19年型モデル3で、127件の苦情がよせられ110件の衝突事故と52件の負傷報告があったという。その多くは駐車の際などに車両が突然意図せず加速したとするもので、運転支援システム利用中に突然加速し、衝突事故につながったとの報告もあった。
うーん、なるほど。『車両が突然意図せず加速した』って、日本でも何処かで聞いたような‥‥。
なおテスラSについては本篇試乗記「Tesla Model S (2016/7)」を参照願いたい。
そうそう、一時期毎日のように報道された暴走事故で、なぜかその多くは旧型プリウスだった。特に有名なのが、元高級官僚のいわゆる上級国民の暴走事故で、死亡事故を起こしても逮捕されなかった事で逆に問題になったあの事故だが、本人は最初は車が突然暴走したと証言していたが、その後もしかすると踏み間違いかもしれない、と証言を変えたものだが、個人的にはこれって本当に車が暴走した可能性があると思っている。
それと共に、2016年に起きたタクシーが暴走して病院に突っ込み3人が死亡した事故で、運転者は突然暴走したと証言しているが、裁判では踏み間違いと認定され、反省も無い事から実刑となった事故があったが、ドライバーは頑なに踏み間違いを否定していたし、弁護側は車両の不具合だとして無罪を主張していた。
他にも多発した旧型プリウスの事故だが、その後報道は途絶えている。もしかして報道管制でも敷かれたのでは‥‥な~んて思いたくなる。今回のテスラの不具合は、電子制御には絶対に起こりえるソフトウェアの不具合、いわゆるバグは当然自動車の制御でも起こる事を如実に示したことになり、さて、プリウスへの世論の影響は? 今頃トヨタではヒヤヒヤものだろう。
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