自民党が進めているというRCEPって何だ?

RCEPはRegional Comprehensive Economic Partnershipの略称であり、日本語で言えば東アジア地域包括的経済連携で、東南アジア諸国連合加盟10ヵ国と日本・中国・韓国・インド・オーストラリア・ニュージーランドを加えた16ヵ国でFTA(Free Trade Agreement、自由貿易協定)を進める構想の事をいう。

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FTAといえばTPPが度々話題に上ってきたが、2017年にトランプ政権がTPPからの離脱を宣言した事からTPPの影響力が一気に減少してしまい、これに代わって注目を集めだしたのがRCEPだ。

このRCEPは2020年中には締結したいようだが、鍵を握るインドが交渉から撤退する方針を明らかにした事で、インドを除いた15ヵ国で来年の著名を目指すことで合意した。インドはその昔大英帝国に国内産業を破壊された歴史があり、市場開放には慎重な国民感情がある。

考えてみればRCEPを締結したらば日本は中国・韓国と自由貿易を行う事になり、これは反対も多くて当然だ。そんな折、自民党の秋元議員が中国絡みで逮捕され、さらに他の議員も事務所の家宅捜索を受けている状態で、今後国会議員の逮捕者が増える事も予想される。また韓国についても自民党には日韓議員連盟に所属している議員もおり、昨年末の自衛隊機へのレーダー照射問題の後にもかかわらず訪韓するという行為を行っている。

こんな状況だから、TPPについては自民党内にも推進派と反対派に分かれているし、これに親中派や親韓派の問題が絡み、もうぐちゃぐちゃ状態で、そりゃあ纏まらないよなぁ。

なお阿部首相は「RCEP交渉をけん引する」と発言しえいるし、なんとあの鳩ポッポも推進派であり、この件については与野党に関係無く、賛否が分かれている。

これぁ益々纏まりそうには無いなぁ。

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