B_Otaku
の試乗記ではSUVシリーズと銘打ってポルシェカイエンS、メルセデスG55 AMG、BMW X-5 3.0si そしてVWトゥアレグV6と続けたが、そこで一休み。しかし、アウディの新型SUVであるQ7のリクエストが意外と多かった。更にはレンジローバー、ボルボXC90というリクエストもあったが、その中から珍しさも手伝ってアウディQ7の試乗と相成った。
実際に目の前でQ7を見ると、その大きさに圧倒される。欧州車というよりも、まるでフルサイズのアメ車のようだ。実はB_Otaku
は試乗の前にスペックなどを頭に叩き込む、いわゆる”予習”をやらない。理由は、スペックなどを知ると先入観を持ってしまい、試乗フィーリングを素直に感じなくなってしまう危険があるからだ。なにっ?「ただサボっているだけだろ!」という、あなた。それは・・・・・実は・・・・・正解です。ハイ。
さて、今回のQ7は上の表で見ても判るように、スペックにおいてはビッグサイズSUV中でも一際大きい。
長さは5mを超えているし、幅も2mに限りなく近いから、なるほど一目見てバカデカく感じたのは、気のせいやデザイン的な原因ではなく、本当に大きいからだった。
大きさを別にすれば、スタイル自体は誰が見てもアウディと判るアイデンティティに満ち溢れてはいる。アウディのオフロード系といえば、数年前に試乗した先代モデルのオールロードクワトロを思いだす。
このクルマは当時の輸入車全ての中でもトップクラスの乗り味と、運転席に座った瞬間にため息が出るほどの高級感、見かけの高級感ではなく本当に質の高さを感じ、メルセデスやBMWを大きく引き離した内装の魅力など、正直言って本気で欲しいと思った一台でもあった。その、アウディのSUVだから、もしかして、あのオールロードクワトロのSUV版かという期待も込めての試乗となる。さて、結果は?
|