B_Otaku のクルマ日記 特別編

ご注意:この記事は特別編です。毒舌やら嫌韓やらで満ち溢れています。
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2015/11/12(Thu)
VWの排ガス不正

既に御存知とは思うがフォルクスワーゲン (VW) 社がディーゼル車の一部で排ガス規制を騙すような不正な制御プログラムを使用することで、実際には規制値を大きく逸脱しているクルマが販売されていたという問題だが、その影響の大きさは計り知れないくらいだ。

ドイツのカーメーカーのピンチといえば18年ほど前にメルセデスベンツがAクラスの転倒問題から急遽製品を回収とともに一時期販売を中止したり、その後も電子制御ブレーキの SBC を採用したら不具合続出で度重なるリコールを行ったりという大変な時期があったが、メルセデスの場合は言ってみれば設計チョンボであり、決して故意にやった訳ではない。ところが今回の VW の問題は故意に不正を行っていた訳でこれは犯罪行為といえるもので、質実剛健のドイツ人がやったこととは信じられないが、まあ何れにしてもこの事件は事実であるとに間違いはない。

この件で一番得をしたのは?? もしかしてトヨタではないだろうか。低公害車をハイブリッドに掛けたトヨタは低公害ディーゼル技術で欧州に差を付けれれていたが、ここでディーゼルの評判低下は正に恵みの水に違いない。

実はトヨタ以外にも今回の騒ぎが大いに追い風となった日本企業がある。それはVW車の実走行データーを取る時に使用された計測器を作っていた日本の堀場製作所で、ここは産業界では以前から有名な会社ではあるが、一般ユーザー向けの製品がないことから地味で見立たない企業だったが、この度一気に注目を浴びることになった。堀場製作所は放射線測定器でも有名で、信頼性の高い線量計などをラインナップしているが、値段も高くてとても一般の市民が買えるようなモノではない。

それでVWの損害はどのくらいかといえば米国分の制裁金だけでも2兆円以上で、さらにリコール費用や全世界での対応を考えれば5兆円なのか、10兆円なのが皆目検討も付かないくらいだが、これでVW社自体はどうなるのだろうか。

ところでもしも日本で10兆円の損害なんか出たらどうなるのかといえば、いやこれも御存知の方も多いと思うが、我々が一生かかって貯めた年金資金を危険な株式投資をしたために何と7〜9月の3ヶ月間で10兆円の損失の損出とう事が起こっている。ただでさえ不足気味の年金資金を3ヶ月で10兆円も目減りさせて、御免なさいで済まそうとしている日本の年金行政の担当者は相変わらず救いようのないバカばかり。これはもう公務員の共済年金の資金を没収して厚生年金に補填するしか無い訳だが、その為には再度の政権交代が必要であり、前回の時を見てもシロアリ役人軍団とマスコミ (最近はマスゴミなんて言われている) 総出ででっち上げ捜査やらインチキ報道やらで潰しにかかってきたし、今度はそれ以前に選管ムサシのご登場となりそうだが‥‥。