B_Otaku のクルマ日記 特別編
 ご注意:この記事は特別編です。毒舌やら嫌韓やらで満ち溢れています。
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2018/4/15 (Sun) 警官が警官を射殺

既にご存じと思うが、滋賀県で 19歳の警察官が 41歳の警察官を拳銃で射殺した事件は、有り得ないどころの騒ぎでは無く、新聞の表現では『警察への信頼を根底から揺るがす事件』というが、いやまてよ、今の警察って信頼に足る組織だったっけ? 何て言っている場合じゃない程の大事だ。

しかもその拳銃は公務として使うために貸与されたものであり、その拳銃で射殺した後に制服のままパトカーで逃亡して、途中で自損事故を起こしパトカーを乗り捨てて逃亡した、というから、いやもう言う事無しの最悪事態だ。

日本は銃器の所持では世界でも最も厳しく規制されている国であり、特に拳銃は原則として民間人が所持出来ないものだ。なぜ「原則として」と書いたかと言えば、実は極々一部の民間人で拳銃の所持が認められている場合があるからだ。それは拳銃を使う射撃競技に出場する選手であり、国際競技に出る選手は所持が認められている。そして拳銃を使う競技と言うとフリーピストル、ラピッドファイアピストル、それに近代5種というところだろうか。

因みにフリーピストルというのは競技専用の単発のピストルで、じっくり狙って撃つ競技だ (写真左下)。ラピッドファイアピストルというはその名のとおりの早打ちであり、5枚の的が一斉に正面を向いたら即座に順番に撃つのだが、勿論時間内に撃ち切らないと的が横を向いてしまう。という事は銃も5発を連続して発射できるオートマチック拳銃 (写真右下) を使用する。まあ、そういう面ではフリーピストルよりも更に所持が厳しい。

 

最後の近代5種というのは複合競技で、乗馬・射撃・フェンシング・水泳・クロスカントリーの5種類の総合成績で順位が決まるもので、これは欧州の軍事教練に端を発する伝統の競技だ。要するに最近流行りのトライアスロンだの何なのという新興競技とは訳が違う! この近代5種にはスト―リーがあって、最初に出陣する時は馬に乗って (乗馬) 銃で撃ち合い (射撃) 、弾が尽きたら剣で戦い (フェンシング) 、その後は川を泳いで渡って(水泳) 、最後には山道を駈けて返ってくる (クロスカントリー) というものだ。

近代5種の射撃はピストルで、フリーピストル程にはじっくりと精密な射撃では無いが、ラピッドファイヤ―程の速射ではないので使用するのは主に回転式のピストルだ。要するに日本の制服警察官が一般的に身に付けているのと同じタイプだ。その警察用として以前は日本の新中央工業が生産するニューナンブが使用されていたが、現在は生産中止の為に米国のスミス&ウェッソン (S&W) 社製に代わっている。写真右がその S&W 製ピストルで、制服警察官用はもう少し銃身が長い。

なお上記の競技用ピストルの所持には人数枠があって、ピストルの場合は確か日本で 50人だった覚えがある。それ以外には火薬を使わないエアーピストルという競技もあって、これは日本で500人の枠がある。というように民間人のピストル所持は例外的な場合で、それも極めて厳しい条件を付けていて、更にピストルは自宅では保管できず、警察署もしくは射撃場の保管庫を使用して、練習や試合の時に持ち出すという事になっているから、自宅でピストルを眺める事が出来ない。

このような状況の中、警察官だと19歳の少年がピストルを腰に付けて街中を歩いている訳で、飲酒も禁じられている未成年がピストル持って歩いて良いんか? という疑問は以前からあったが、これが今回の事件を契機に見直しすべきという方向になるような気もする。しかしこの事件、本来ならもっと日本中が大騒ぎして良さそうなものだが、何しろ今の日本はモリカケ問題に端を発して公文書の改竄やら、その元となっている補助金詐欺やら所謂さんずい (汚職) としか考えられない事態が日に日にバレている状況であり、昨日も国会前に数万人が集まるデモが行われ、しかも今までそういう事実を報道してこなかったマスコミも今回は大々的に報道しているから、もう官邸の力は落ちまくりコントロール出来なくなっている状況だ。

それに加えて国際情勢では突然の朝鮮半島和解、と思ったら今度は中国が資本主義経済から社会主義へと逆戻りするという。更にはこれらの急変の元とも言えるハザールマフィアの衰退と、近代の歴史の転換点となるような状況が今まさに続いている。

さ~て、この先どうなるのか? それが判ったら苦労はしないが‥‥。