年をとるほどに時間の進むのが速くなるというが、正に最近はあっという間に１年が過ぎてしまうように感じている。正月恒例の箱根駅伝で青学が優勝、何ていうニュースがつい最近のようにさえ感じるが、２日後にはまた駅伝がスタートするんだから、こりゃ直ぐに年をとる訳だ。

それで今日は大晦日ということで人並みに今年１年を振り返って、何ていうのをやるのも月並みだが一応主な出来事を振り返って見ると、先ずはクルマに関しては‥‥

あれっ？ 特に大きな目玉ってあったっけ？
国産車でこれはという新型車はとえば、まあマニア向けということではブランニューモデルのホンダ S660 とマツダ ロードスターのフルモデルチェンジという、どちらも２シータースポーツが発売されたのが目玉といえば言えるかもしれない。

しかしこれが、クルマの話題ではなくて世の中の動きとなると、あまりにも重大過ぎて返って気が付かないようなモノがいくつもあった。先ずは俗に戦争法案といわれている重要法案がドサクサに紛れて強行採決されたことで、これは来年以降にも尾を引くのは間違いない。そしてその来年は参議院議員選挙が行われるわけで、これがまた結果は全く予想ができない。

そんなこんなのうちにごく最近、何故か突然に韓国に対して従軍慰安婦についてお詫びだの10億円の基金を日本が全額拠出するだの‥‥一体どうなってんだぁ？　まあ、これについてはネトウヨは大騒ぎをしているようだが、憲法を勝手な解釈で戦争法案を強引に成立させるような政権が、旧社会党が喜びそうな事を突然やるなんて‥‥と思ったが、これはどちらも日本を崩壊させる反日隠れキムチの仕業と思えば‥‥おっと、いけない。ここは特別編ではなかった。

危ない事を言い出す前にそろそろ止めておこう。

それでは皆さん、良いお年を！

今まで見たきた２シリーズクーペのインテリアは、殆ど全てと言ってもいいくらいに１シリーズと共通だったから、こうなるとセンターコンソール等も共通なのではないか、と思うのが普通だ。

そして結果はといえば‥‥

写真左下の 120i を見ると 220i と区別が付かないくらいに同じだった。

ダッシュボード右端のライトスイッチやエアアウトレットも、これまた写真右上の1シリーズと全く同じだった。

ステアリングホイールには立派なパドルスイッチも付いている。

もうここまでくれば、あえて比較写真は出さないが‥‥メータークラスターだって勿論１シリーズと同じだ。

ペダル類は BMW らしく例によってウレタンパッドのチャチなヤツが付いている。まあBMWの場合は一千万円超のＭモデルだってこの程度のモノが付いているから、400万円の２シリーズでは当然といえば当然だ。

以上、220i Sport を中心に２シリーズクーペを見てきたが、フロントの内装については120i と殆ど共通であり、やっぱり２シリーズは１シリーズのボディ違い 、というか１シリーズのクーペバージョン、いや２ドア版の１シリーズといった方がいいかもしれない。それで両車の価格差はクーペが 60万円高い設定になっている。この差はといえば２シリーズの生産台数の少なさと、クーペはセダンよりも贅沢志向というヒエラルキーだろうか。

ということで２シリーズ (特に120i) の価値はその形に惚れ込んだ変わり者や、１シリーズじゃ安っぽいから BMW らしくない、なんていう見栄っ張りのプチセレブ向けには意義があるかもしれない。

２シリーズクーペはドアについても１シリーズと基本的には同じだが、２ドアのクーペだから同然ながら４ドアセダンよりもドアの長さが長い。

ということで、１シリーズと比べ見ると下の写真の部分だけだと殆ど区別が付かないが、それでもよく見ればサイドウィンドのスイッチが２シリーズクーペは前のみ (２個) 、１シリーズセダンは前後 (４個) という違いがある。

要するにドア全体としては同じデザインで２シリーズはドア全長の長い分だけ継ぎ足した (引き伸ばした) 感じだ。

こうなるとダッシュボードなども恐らく１シリーズと共通だろう‥‥

そこで実際に１シリーズセダンと比較すると、まあ一言で言えは全く同じだった。結局フロントインテリアは殆どそのまま１シリーズセダンということだ。

フロントのセンターコンソール後端にはリア用のエアアウトレットを配置するのが最近の定番だが、２シリーズクーペの場合はその部分がブランクパネルになっている。これが１シリーズセダンでは右写真のようにエアアウトレットとなっている。何故に２シリーズクーペにはリアアウトレットを付けないのかは解らないが、スポーツクーペだからリアシートはあくまでも緊急用というスタンスからか？

２シリーズクーペの乗車定員は４名でありリアシートも２人しか乗れないが、リアシートの幅からすれば１シリーズセダンと同じだから３名が乗車できそうだが、２シリーズクーペは写真右下のように座面のセンターに樹脂製のトレイを付けて物理的に３名が乗車出来ないようにしている。

つづく。

エンジンルーム内には N20B20B型 直4 2.0L ターボエンジンが見える。性能は 184ps/5,000rpm 270N-m/1,250-4,500prm と自然吸気ならば 2.7L くらいに相当する出力およびトルクだから、ソコソコの動力性能はあるだろう。

タイヤは前後とも 225/45R17 でホイールもスポークの細いスポーティーなデザインとなっている。

ブレーキキャリパーは標準的な片押しキャリパーで、例によって RWD による前後配分の均等化でリアキャリパーも他車に比べれば大き目だ。ただし重量配分は 50:50 とはいえ制動時の動的配分は減速による荷重移動でフロントは概ね 60％ くらいになる。

２ドアクーペの室内は適度に低く、シートもバックレストの両端は大きく立ち上がっていて ”それ” らしい雰囲気があるが、スポーツカーというにはマダマダ低さが足りない。因みにトヨタ 86と比べると全高は 100�o も高い。

リアスペースは当然狭いがそれでも ２+２程には狭くなく、一応４シーターと言っても嘘にはならないくらいのスペースはある。

Sport の標準シートは赤いステッチの入った如何にも欧州車的なファブリック表皮を使っている。

シート調整はメモリー付きの電動式で、その調整スイッチ類は１シリーズは元より３シリーズ、それどころか M４とも同じものだ。

つづく。