B_Otaku のクルマ日記


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2022/2/19 (Sat)  中国SUV販売2位 長安汽車 CS75

前回に引き続き、2021年中国国内の SUV 販売台数で2位となった長安汽車 CS75 について纏めてみる。

アウターサイズは全長 4,700 x 全幅 1,865 x 全高 1,710 ㎜ 、ホイールベースは 2,710㎜ 。これは1位となった HAVAL H6 の全長 4,853 x 全幅 1,886 x 全高 1,724 ㎜ 、ホイールベース 2,738㎜ よりも全長は150㎜ 程短いが、ホイールベースと全幅は同等だ。

エクステリアは中々「それらしい」雰囲気だが、前回の HAVAL H6 と似たようなもので、アイデンティティ何てモノは無い。

内装も HAVAL H6 同様、いやそれ以上に高級感がある。車両のグレードにもよるのだろうが、中国人は面子を重要視して見栄を張る事から、内装の高級さは重要なのだろう。

見掛けの良さに比べてエンジンは控えめで、ターボとはいえ 1.6L と 2.0L と車格の割にはアンダーパワーに感じる。そしてこのエンジン、どうやら HAVAL H6 と同じものと思える。すなわち、中国のメーカーはエンジンの製造が出来ない事から、殆どの中華ブランド車は三菱製のエンジンを搭載しているから、ライバルと同じエンジンとなるのだった。

そしてトランスミッションは 1.6T には 6AT 、2.0T には 8AT が組み合わされ、何れもアイシン製という事だ。

価格は 11.7万元~13.2万元で、ライバルの HAVAL H6 とほぼ同価格で、この2車種が SUV 売り上げのベスト2であり、昨年販売台数では HAVAL H6 が 352,857台、長安 CS75 が274,742台と、この2車種だけで年間約 63万台も売れている。

因みに第3位は東風本田 CR-V 222,325台、第4位は一汽豊田 RAV4 203,410台と、何れも同クラスの SUV であり、これが中国の SUV の主流のようだ。

まあ、この販売台数を見ても、トヨタも本田も簡単には中国と縁を切る訳にも行かないだろう。

 




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