B_Otaku のクルマ日記


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2021/6/30 (Wed)  中共の新規起業EV シャオペン(小鵬)汽車

中共で最近新規起業した EV メーカー、EV スタートアップ主要3社のうち

蔚来汽車(NIO)(⇒2021/3/21 (Sun) 中共のテスラS NIO ET7

理想汽車
リ・オート、Li Auto)(⇒2021/6/16 (Wed) 中共の新規起業EV 理想汽車)

につづいて、今回は残るシャオペン(小鵬、Xpeng )汽車について纏めてみる。

シャオペン汽車は 2014年に広州汽車集団の取締役も務める何小鵬によって創業され、2018年12月に初めての量産モデル G3 SUV を発表し、翌年からデリバリーを開始した。実はシャオペンの出資は通販で知られる中共の巨大 IT 企業であるアリババだ。そして NIO の出資者はこれまた IT 企業のテンセントで、残る巨大 IT 企業のバイドゥ(百度)は「ウェイマー(威馬、WM )汽車」に出資している。

そしてバイドゥ、アリババ、テンセントの3社は米国の GAFA と同様に BAT と呼ばれている。中共の IT 大手が次の商売として力を入れているのが EV だという事が良く判る。勿論中共政府自身も EV で世界を制覇しようと目論んでいる事になる。

なお、ウェイマー汽車については項を改めて纏める事にする。

G3 SUV
ボディサイズは全長 4,450 x 全幅 1,820 x 全高 1,600 ㎜ の小型 SUV で、BYD 元トヨタ CH-R よりも少し大きい。

フロントはグリルが無いのは BYD 元と同様だが、デザインとしては何とも間抜けなカエル顔だ。

SUV としてはルーフがクーペのように後端に向かって下がって行く。Cピラーが異様に太いが、後方視界はどうなのだろう。

センタークラスターは無く、その場所にはテスラのような縦長のディスプレイが配置されている。

ホイールの隙間から覗くブレーキは、一般的な鋳物の片押しキャリパーという、極普通のものだ。ホイールは結構細いスポークのスポーティーなものだが、強度は大丈夫なのだろうか? 特に中心部に向かってやたらと細くなっている。

結局何やら中共丸出しのパチモン臭さと、あか抜けないデザインなど、同じ中共でも BYD 辺りと比べれば何ともダサいが、シャオペン汽車では、この G3 SUV に続き、2020年には大型サルーンの P7 を発表し、販売を開始した。寧ろこちらの方が少しは洗練されているようにも見える。

これについては次回にて。




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2021/6/22 (Tue)  Toyota Land Cruiser (2022)

トヨタ ランドクルーザーといえば、世界的に高く評価されている、正に日本を代表するクルマだ。
  ⇒ 
本編試乗記 TOYOTA LAND CRUISER 試乗記(2008年1月)

そのランドクルーザーが 14年ぶりに FMC され、200系から 300系となる事が 6月10日にトヨタより発表された。

ボディサイズは全長 4,959 x 全幅 1,980 x 全高 1,900 ㎜ 、ホイールベース 2,850 ㎜ というから、これは 200系の全長 4,950 x 全幅 1,980 x 全高 1,880 ㎜ 、ホイールベース 2,850 ㎜ と比べても殆ど変わらない。まあ、世界の僻地を走るランドクルーザーだから、このサイズがピッタリなのだろう。

ではデザインはといえば、勿論キープコンセプトだが、サイズが変わらないにも関わらず、新型の方が大きく感じるのは厳ついグリルなどが原因だろうか。

リアについても、それ程の違いは無いが、リアウィンドウはより垂直で水平へ、要するに積載性重視となっている。

ダッシュボードは当然一新されているし、14年も経てば時代は大きく変わり、電子化が進んでいるのも当然だが、それでもオフローダーとして特殊な装備、すなわち副変速機やデフロックなどを備えるために全てがタッチスイッチなどという事は無い。

室内は従来どおりの3列シートで、7人乗車できる。尤も各種バリエーションがある筈で、海外向けには作業用の貨物仕様もある筈だ。

シャーシ―は完全に新設計というが、オフローダーらしくラダーフレームを使用している。サスペンションは未だ詳細が明らかではないが、当然オフロードの走破性を考えた、ホイールストロークの長いものが使われるだろう。

エンジンは従来の V8 4.6L から V6 35L へ変更となり、またディーゼルも同じく V6 でこちらは3.3L となる。トランスミッションは従来の6AT から10ATへと変更になったようで、そうなると副変速機はどうなるのだろうか?

予約は8月頃から開始されると噂されている。まあ、バブル時にはこの車を個人ユースに使う例が結構あったが、今となっては余程のモノ好き以外は手を出さないだろう。このクルマは今風の SUV ではなく、あくまで悪路走行用のオフローダーなのだから。

なお、Land Cruiser (2022) の詳細については下記にて。
  ⇒https://www.netcarshow.com/toyota/2022-land_cruiser/

 


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