B_Otaku のクルマ日記


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2019/11/10 (Sun)  Honda Pilot (2019)

ホンダ パイロット (Pilot) って、何それ? という感じだが、これはホンダが日本国外でのみ販売している中型 SUV で、初代モデルは2002年に発売されている。現行モデルは2015年発売の3代目で、今回はモデルライフの折り返しでの MC となる。

ボディサイズは全長 4,940 x 全幅 2,000 x 全高 1,750㎜ ホイールベース 2,820㎜ だから、BMW X5 やポルシェ カイエンと同クラスだ。これらは日本ではもてあます大きさだが、米国では中型となる。という事はフルサイズはといえば、これはもう馬鹿デカイ!

インテリアは最近のトレンドであるセンタークラスター最上部にディスプレイを配したタイプで、メーターは LED 化されているように見えるが、これは今回の後期型で変更された部分だ。コンソール上に AT セレクターレバーが見当たらないが、実はコンソール上にはあるが押しボタン式となっていて、これは前期型も同様だ。

室内は大きさを反映して3列シートとなっている。

エンジンは直噴3.5L V6 で、これはホンダとしては一番排気量の大きいもので前期型からのキャリーオーバーとなっている。ただし今回はトランスミッションが 9ATとなった。

日本では販売していないホンダ車だが、ホンダに限らず日産も日本国内未発売車は多いのが最近の傾向だ。まあ国情を考えれば日本国内ではサイズの大きいクルマは売れないし使い難いのも事実で、これはまあ当然かもしれない。

なお何時ものように詳細は下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/honda/2019-pilot/

 




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2019/11/8 (Fri)  Toyota Corolla vs M. Benz A Class <4>

ドアを開ける為にドアグリップを比較する。カローラはまあ価格相応だが、最近はこのクラスの国産車も一応グリップ式となっている。対するAクラスはベンツ様らしくガッチリしたグリップ式であり、これは事故などの時にドアを強引に抉じ開ける為に伝統的に頑丈なものを使用していて、このAクラスでも‥‥んっ、なんかショボいぞ。カローラと大して変わらないんじゃねぇ? 何ていっている読者もいるかもしれないが、これは現物で比べれば多少は違う。多少だけど‥‥。

そしてサイドミラーはといえば、カローラでは今や当たり前の装備となったウィンカー内蔵式であり、Aクラスも全く同じような形をしている。しかしこのタイプこそベンツ様が最初に採用したものであり本家門元!パチモノとは訳が違うぞ。と言いたいだろうが、今となってはねぇ。

それでは実際にドアを開けて室内を比べてみる。

両車については一見しての違いは無い。ただし写真はカローラのシートが色モノの為にイメージが違って見えるが、これがブラック同士なら結構似ている‥‥筈だ。

カローラのシート表皮はボディ形状やグレードによって各種用意されているが、写真上はスポーツにオプションの本革/ファブリック表皮のもので、オプション価格は12.4万円。そして写真下はA180に標準のレザーツインと呼ばれる、まあぶっちゃけ人工皮革とファブリックのコンビだ。

という事は、カローラの方が上質な表皮を使っているという事になる。でもオプションじゃないか、と言いたいだろうが、12万円で付くのだから安いモノだ。ベンツ様ならAMG何チャラで数10万円はするパターンだ。

シートの調整はカローラでは手動方式だが、別に滅多に触る部分では無いのでこれで充分だ。それではAクラスはというと、シートベースのサイドと見ると調整レバーもスイッチも見当たらない。まさかシート調整は出来ない固定式‥‥何て事は勿論無くて、パワーシートで調整スイッチはドア側に付いている。

パワーシートの最大のメリットは家族でドライバーが交代する時にスイッチ一つでポジションが決められる点であるが、別に各自が専用のクルマを持てば良いだけで、こんなCセグハッチ一台を家族で使い回す何ていう乗り方の多い見栄っ張りのプチセレブがオーナーの主流であろうAクラスには必要な装備ではある。

次にドアのインナートリムは

カローラではレザーを多用していてステッチも入っていて、とてもCセグメントには見えない。ではAクラスはというと、一見するとカローラよりも高級そうには見えるが、どうもパッドは弾性樹脂一体成型でレザーなどは使われていないようだ。

そこでドアノブとアームレスト付近を拡大して見ると

確かにカローラはステッチが入っているしドアハンドルもピアノブラック仕上げをされているなど質感が高い。ではAクラスはというと一見派手で高級そうに見えるが、良く見ればパッドも一体の樹脂成型でレザーもステッチも見当たらない。

なーんだ、ヤッパリカローラの方が高級じゃないか。ただしAクラスの表面加工やデザインは中々優秀で、如何にもプチセレブが喜びそうだ。これはトヨタも見習う必要がある。

という事で、ここまでの内装でもカローラは決して負けていないどころか勝っている気配すらある。

次回はダッシュボード周りから比べる事にする。

つづく




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2019/11/6(Thu)  Toyota RAIZE

トヨタのブランニュースモール SUV が発売された。その名はライズ (RAIZ) で、実はダイハツロッキーのトヨタブランドモデルだ。この手ではタンク/ルーミーの大成功もあり、更に人気の SUV という事もあり、これは成功作となりそうだ。

フロントは最近のトヨタ車のアイデンティティであるキーンルックで、一目でトヨタ車と判る (人が多いだろう) 。

ボディーサイズは全長 3,995 x 全幅 1,695 x 全高 1,620㎜ 、ホイールベース 2,525㎜ とタンクの全長 3,700 x 全幅 1,670 x 全高 1,735㎜ 、ホイールベース 2,490㎜ に比べて全高以外は一回り大きく、ホイールベースも異なる事から、タンクベースという訳では無さそうだ。そうは言っても最近珍しい5ナンバーサイズとなっているか。

スタイルは同じトヨタの SUV で兄貴分の C-HR の曲線的でマッチョなラインに比べると、こちらはスクエアな印象を与える。言い換えればスペース効率は良さそうだ。

ダッシュボードもタンクとは全く異なるもので、どちらかと言えばカローラに近い。ただしレバー式のパーキングブレーキとか、結構コストダウンしている部分もありそうだ。

エンジンは全て 3気筒 1.0L ターボ 96ps/6,000rpm ,140N-m/2,400-4,000rpm の 1KR-VET のみで自然吸気の設定は無い。そしてこのエンジンはタンクのターボモデルと同一である。

価格は 206.0万円~228.2万円と、SUV としては安目の設定だが、まあ車格を考えれば当然かもしれない。

 


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