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2019/10/20 (Sun) Toyota Yaris (2020)
TOYOTA のBセグメントハッチバック車ヤリスは、日本国内ではヴィッツと呼ばれている。そして現行モデルは2010年に FMC された3代目だから、今年で9年が経過した事になるが、今回その FMC 版が発表された。今回からは日本国内向けもヴィッツからヤリスに名称が変更され、来年2月から国内販売が始まるという。
エクステリアを見るとフロントグリルは基本的にキーンルックであり、ボディ全体もキープコンセプトだが、チョッと過激なブリスターフェンダーを特徴としている。
リアも C-HR のようにフロント以上にブリスターフェンダーを強調している。またウエストラインは特にリアドア後半からは大きくキックアップするなど、結構派手でケバい出で立ちだ。
ダッシュボードのデザインは当然ながら現代的に進化して、センタークラスター上の機器の配置もトップに大きめのディスプレイを配した流行のスタイルをしている。
ヴィッツ自体も以前はベストセラーだったが、やがて時代は HV のアクアに主役が移り、価格的に買い得とはいえヴィッツは何時の日か忘れ去られてしまった。今回の FMC により販売上位へと復活できるかどうか、これは興味がある。
ところで日産のBセグメントと言えば先代まではベストセラーであったマーチは、現行型への FMC で自爆するという日産伝統のオウンゴールで今や完全に忘れ去られているが、さてこちらもそろそろ FMC の時期が過ぎている。まあその前に日産自体がお家騒動で今や落ち目の三度笠状態だから、ルノーと三菱を含めて負け組連合的になっている状態であり、さて今後生き返る事が出来るだろうか?
なお何時ものように詳細は下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/toyota/2020-yaris/
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2019/10/19 (Sat) Nissan Dayz vs Toyota Tank <2>
今回は前後正面の比較から‥‥
全幅 x 全高はデイズが 1,475 x 1,640㎜ 、タンクが 1,670 x 1,735㎜ だから縦横比はそれぞれ 1:1.1 と 1:0.96 で、どちらもほぼスクエアとなっている。因みにウルトラハイトワゴンのデイズ ルークスは 1,475 x 1,775㎜ で 1:1.2 となる。
全長 x 全高はデイズが 3,395 x 1,640㎜ 、タンクが 3,700 x 1,735㎜ でホイールベースは其々 2,495 および 2,490㎜ 。全長はタンクが 305㎜ も長いがホイールベースはほぼ同じ。その違いは特にフロントオーバーハングで、エンジンが小さい事を利用してこれでもかの設計をしている。
ではリアラゲージスペースはというと‥‥
幅は当然ながら全幅が 195㎜ 広いタンクがその分だけ広く、奥行きも全長が長いタンクが勝るが全長の違いの割にはそれ程違わない。
ボンネットフードを開けてその固定は勿論手動でロッドをセットする方式だ。逆にこのクラスでタンパーがついていたら‥‥いや、返って不気味だ。
エンジンは其々 0.66Lおよび1.0Lで、こうして見るとデイズのエンジンの小ささが目を引く。全長を軽自動車の規格内に収める為の技術は大したモノで、三菱-日産グループもバカには出来ない。
当然ながらタンクはデイズよりも一回り大きく、普通車と軽の違いを見せつけている。
次回はエクステリアで残ったブレーキと、いよいよインテリアの比較へと進む。
つづく
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2019/10/18 (Fri) Nissan Dayz vs Toyota Tank <1>
高齢化社会と共に現役引退世代が増え、僅かな年金生活を少しでも補うためには金食い虫のクルマを処分するというのは実に良い案だが、住宅環境によってはクルマが無いと不便極まりない事になる。そこで経費の掛らないクルマの定番と言えば軽自動車だが、最近は軽といえども結構高く、ちょいと良いのは150万円くらいはする。
しかも軽は衝突安全性を考えれば難が有る。となると普通車で軽に近いコンセプトのクルマという事になる。そこで目を付けたのがトヨタ タンクで、実はこのクルマは販売系列によりルーミーやダイハツ トール、スバル ジャスティと4兄弟であり、これらを合計した販売台数は普通車ではダントツ1位で、軽を含めても2位というベストセラーだ。
やっぱりユーザーは考えていた。そこで今回は軽では最も新しい日産 デイズとトヨタ タンクを比較する事にした。まあ販売台数からすれば軽の代表はホンダ N-BOX とすべきなのだが、何を隠そう N-BOX の写真を撮って無いのだった。
ええっ~、また安いクルマぁ~。とか言っている輸入車ファンもおいでだろうが、まあ世の中のトレンドを知っておくのも悪くはないだろう。それに加えセレブの読者向けには近々 X5 とカイエンの比較を考えている。これなら1千万円級だから文句は無いだろう。尤もタワマンセレブは今現在、台風の後遺症で風呂に入れずエレベーターも動かず、トイレにも行けずの難民生活だからクルマどころでは無いかもしれない。
これら2車の価格はベースグレードではデイズの140万円に対してタンクは149万円とその差は少ない。勿論装備の違いなど細かく比較しないと本当の買い得感は判らないのだが、兎に角価格的に大きな相違は無いようだ。
それでは早速エクステリアを比較する。
上の表を見れば判るように、流石に軽と普通車だからタンクの方が少し大きいが、直接並べなければちょっと判らない程度の大きさとスタイルだ。タンク兄弟がベストセラーにも関わらず街中であまり見かけない (と感じる) のは、恐らく軽の中に埋没して目立たないのだろう。そういう目で街中を走るクルマを眺めてみたらば、成る程結構走っていた。
今回はイントロとして、何時ものように次回からエクステリアからより細かく紹介する予定だ。
つづく
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2019/10/17 (Thu) 台風19号 路線バスも水没
台風19号で新幹線が車両基地で水没してしまったが、実は路線バスも大量に水没していた。
水没したのは福島県郡山市の福島交通で、川の傍にあった車庫で160台のうち90台が水没した。水は2m程の高さにまで至り、バスは客室のシートまで冠水してしまったという。
これにより福島市内の路線バスほぼすべての 70路線と郡山駅ー福島空港のリムジンバスが運休していて、市民の生活に大きな影響が出ているという。
路線バスの場合は、新幹線車両よりは納期は短いだろうし、中古のバスで凌ぐという手はあるが、それでもダイヤが正常になるまでは相当期間が掛るだろう。
利用者にとっては新幹線以上に生活の密接な路線バスの運休は痛い! 自家用車があって家族に送ってもらえれば何とかなるが、それが出来ない家庭では通勤さえも困難になってしまう。福島でもむしろド田舎ならば1人1台クルマを持っていて、ジッちゃんの軽トラだって活躍するが、市街地だとそうはいかず、下手に便利なところだったのが仇になったようだ。
それにしてもこれだけ災害が増えて、今後これが当然となったらば、クルマの最低限で SUV 、出来れば軍用車顔負けのオフロード車でも買うのが正解かもしれないなぁ。
因みに25年前の我が家のファミリーカーは‥‥災害には抜群に強かった。
15年乗っても下取り価格があったくらいで、今頃は中東辺りでゲリラ用に活躍しているかもね。
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2019/10/16 (Wed) Porsche Taycan Turbo S (2020)
先日発表されたポルシェ初の市販電気自動車 (EV) のタイカンだが、今回はそのバリエーションとしてターボとターボSが発表された。
ええーっ、EV なのにターボって何だぁ? と思ったが、今のポルシェでは車名にターボが付くのは高性能グレードの事で、911 だってカレラもカレラSもエンジンはターボなのに、その上位モデルが 911ターボであり、更にその上にターボSあるから、タイカンだってより高性能モデルのグレード名と思えば納得出来る。
それでエクステリアは先日発表されたスターンダーと殆ど変わらない。そしてターボはといえばこれも一見して大きな違いは無いようだが、例によってタイヤ&ホイールが違う事と、そのホイールから微かに見えるブレーキキャリパーの色がターボSではオレンジ、ターボはレッドという、まあこれもポルシェの仕来り通りだ。
リアの違いも殆ど無いが、これまたポルシェの伝統に従って排気管が‥‥おっと、EV には排気管は無かった。
室内も先日のスタンダードモデルと殆ど変わらない。一応スタンダードと比べてみると‥‥
ややっ、元ネタに無い! 実はスタンダードモデルについては 9月5日に今回と同様に紹介したのだが、何時の間にかオリジナル (netcarshow.com) が削除されていた。若しかして、スタンダードは当分発売しない‥‥とか。
最近のポルシェは 911 でも同様だが、スタンダードモデルは1年くらい遅れてからの発売が多い。理由は定かではないが、この手の高級車のユーザーは最初に上位モデル狙いの超富裕層が飛びつくから、先にこれらの需要に対応して、割安のモデルは後回し‥‥というところだろうか?
因みに価格はドイツでターボが 152,136ユーロ、他ターボSは 185,456ユーロと言う事で、日本では 911ターボとより少し安いくらいだろうか?
なお何時ものように詳細は下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/porsche/2020-taycan_turbo_s/
⇒ https://www.netcarshow.com/porsche/2020-taycan_turbo/