B_Otaku のクルマ日記



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2017/11/10(Fri)  Porsche 911 GT2 RS (2018)

ポルシェ 911 のラインナップで GT3 といえばレーシングモデルをストリート用とした、マニア (特にレース好き) にとっては憧れのスポーツカー (というよりナンバー付きレーシングカー) だが、自然吸気の GT3 に対してターボモデルが GT2 であり、また GT3 にはよりレーシングモデルに違い極少数の RS が存在する。さて今回発表されたのは GT2 RS というから、これはもう速いとかなんとか言う言葉では表せないところだ。

エクステリアを見れば、元々ストリートカー離れした GT3 をより過激にしたスタイルだが、まあこのクラスになれば一般人からすればどれも皆同じ、という気持ちだろう。

インテリアはストリートモデルらしく標準の 911 シリーズと大きく変わる事は無い。

さて気になる性能だが、ニュルブルックリンクの公式タイムが6分47秒と言う事で、日産 GT-R NISMO の7分8秒よりも 21秒も速く、ポルシェ 918スパイダーの6分57秒にでさえ 10秒勝っている! エンジンは 700hp (710ps)で車両重量は1,470kg というからP/W レシオは何と 2.1kg/ps で0→ 200km/h は8.3秒という。じゃあゼロ百はどうなんだ、と言われそうだが、これは一応 2.8秒と発表されているが、このクラスは寧ろタイヤと路面の摩擦によって変わるからあまり意味を成さない。

GT3 でも新車で手に入れるのは至難の業だが、それが GT2 RS ともなれば主力ディーラーに強力なコネがあり、しかも運が良くないと正規輸入品の購入は困難だろう。それで多くのお金持ちが止むなく並行輸入品を選ぶ事になる。

なお何時ものように、詳細が知りたい読者は下記を参照願いたい。
⇒ https://www.netcarshow.com/porsche/2018-911_gt2_rs/







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2017/11/8(Wed)  BMW X2 (2019)

BMW の SUV である X シリーズに今まで不在だった "2" が追加された。最近の BMW のシリーズ名は奇数がセダンで偶数がそれをベースにするクーペであり、SUV もこれに準じて X1 のクーペが X2 となる。この X2 の開発コードは F47 というから、現行 X1 の F48 を考えればこれらは同時に開発されていた事になる。ということは X2 は X1 発売後2年ほど温めて、発売のタイミングを見計らっていたのだろうか?

と言う事は X2 は X1 のクーペバージョンと言う事になるので両車を比較すると、フロントフェイスについてヘッドライトやキドニーグリル、そしてバンパーとアンダーグリルなど全て新設計となっている。これは X1 との差別化なのか、それとも一足遅れて X1 もフェイスリフトで X2 顔になるのか?

ところで上の写真を見ると、個人的には BMW の Xシリーズとしては最も洗練されているように感じでいるが、まあこれは個人の感性の問題だから何とも言えないが‥‥。

そしてリアはといえば、やはりリアコンビネーションランプを始めとしてデザインは一新されている。またリアドアがより後方にまで延長されてリアクォーターウィンドウは極々小さくなった。

エクステリアは全く異なっていたが、インテリアは‥‥おっと、こっちは X1 と共有だった。

バリエーションは sDrive20i (2.0L 192hp) 、xDrive20d (190hp 400Nm) および xDrive25d (2.0L 231hp 450Nm) でトランスミッションはガソリン車 (20i) には DCT タイプが搭載され、ディーゼル車は8AT となる。そして少し遅れて sDrive18i 、xDrive20i および sDrive18d が追加されるという。

発売時期はドイツ本国では来年春からなので、日本にはそれより後という事だろう。まあ BMW の場合は日本向でも極力早めのデリバリーを心掛けているようだ。この辺が日本での発売時間差を平気で1年以上も放置するフォルクスワーゲンとの違いだ。その代償として BMW より低価格帯で本来はより数が売れてもおかしくないのに、実際にはメルセデスと BMW に後塵を拝している。

なお何時ものように、詳細が知りたい読者は下記を参照願いたい。
⇒ https://www.netcarshow.com/bmw/2019-x2/





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2017/11/7(Tue)  Nissan Note e-POWER NISMO <3>

ダッシュボードやコンソールは一見すると赤いアクセントが目立つので随分と雰囲気が違って見えるが、勿論基本的な形状は標準モデルと変わらない。

その赤いアクセントは4つの円形のエアアウトレットの外周リングとコンソールを縁取るラインにレッドアルマイト風の質感で使用されている。ただしそれ以外はセンタークラスタもコンソールも標準モデルそのまんま。おっと、センタークラスター中段のディスプレイの下に "nismo" のロゴの入ったエンブレムがあった。なお今気が付いたのだが NISOM のロゴは大文字では無く、小文字の "nismo"で最後の "o" が赤となっている。

 

正面のメーター類は中央の速度計内のディスプレイを縁取るリングが赤く、加えてその中央上部辺りに "nismo" のロゴが入っているが、それ以外は特に違いは無い。速度計のフルスケールも 180㎞/h だが、ここはハッタリで良いから 250km/h くらいにしても良さそうな気はするが‥‥。

ステアリングホイールはレッドステッチの革巻きで、頂部に赤いセンターマークが付いている。確かにポルシェなどもサーキット走行を想定している GT-3 などはこのようなセンターマークが付いているが、これってドリフト状態になった時にステアリングの位置を認識する為だから、このクルマには全く何の役にも立たないのだが、まあこれも雰囲気を盛り上げるには貢献している。

オーバーヘッドコンソールは標準のママでダッシュボード右端も前述のようにエアインテイクのレッドリング以外には特に変わりは見当たら無い。

ペダルについては、これはもうこの手のスポーツ仕様には定番のメッキタイプのパッドを使用しいるし、フートレストは更に下端に "nismo" のエンブレムまである。が、小さいし場所が場所だから殆ど気が付かない。

以上 Note e-POWER NISMO の内外装を見てきたが、まあお約束のスポーティー装備は一通り装備しているようだが、一番の興味は走りの違いだろう。エンジンとモーターなどのデバイスは標準と変わり無いから動力性能も変わらなそうにも感じるが、何しろ電気モーターの駆動と言うのはガソリンとは条件が違うので単純に同じと言う事もなさそうだ。

ということで実際の走りについては近日公開予定の試乗記にて。

乞うご期待!




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2017/11/6(Mon)  Nissan Note e-POWER NISMO <2>

このクルマが NISMO バージョンである事を主張している部分の一つはフロントグリルにエンブレムがある事と‥‥

もう一つはリアのバックゲート左下端の同じようなエンブレムがあるが、何れも小さくて控えめだ。

エンジンルーム内の眺めは e-POWER の標準モデルと全く同じ。まあスペックがマルで同じなんだから見た目が同じでも当たり前だが‥‥。

この手のスポーツモデルに絶対必要なのはスタンダードモデルよりも太くて扁平なタイヤと細いスポークのアルミホイールだが、勿論 e-POWER NISMO もタイヤは標準の185/65R15 に対して 195/55R16 だし、ホイールも写真のようなガンメタ塗装のそれらしいヤツが付いている。

そのスポーティーなホイールから覗くブレーキはフロントが極普通の片押しシングルキャリパーなのは良いとしても、リアは NISMO とう記号とは相容れないドラムブレーキが見える。なお同じ NOTE の NISMO バージョンでも 1.6L 5MT の NISMO S では4輪ディスクブレーキとなり、タイヤも 205/45R17 と更にワンサイズのアップとなる。

ドアを開けると特にフロントのケバいシートが目に入る。

色は勿論だが、そのスタイルはスポーツシートというよりもマルでレーシングシートで、左右のサポートの張り出しの凄まじい事!

実はこのシートはメーカーオプションの "専用チューニングRECARO製スポーツシート"というもので、e-POWER NIOMO の場合は車両価格が246.6万円から273.5万円へと跳ね上がるから、その差は約27万円となっている。

バックストにはレーシング用のフルハーネスベルトの穴まであるが‥‥勿論ハッタリだ。

シートに比べればドアのインナートリムは極々普通で、要するに並のノートと同じだ。

次回も残るインテリアへを見る事にする 。

つづく


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