SUZUKI SWIFT SPORT(MT) 後編 |
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スイフトスポーツ(スイスポ)はインテリジェントキーを採用している為にキーを所持してブレーキペダルを踏みながらダッシュボード右端のスタートボタンを押すとエンジンは・・・・・・・あれっ、ウンともスンとも言わない。よく考えたら、このクルマはMTだったから、クラッチペダルを踏みながらスタートボタンを押してみたら、目出度くエンジンは始動した。
3つのペダル配置は可也窮屈で、しかもクラッチの左側のスペースが少ない為に通常スポーツタイプのクルマに付いているフートレストがない。結局左足は床面に置いて、クラッチ操作の時は
床上の足を手前に引いてから持ち上げ
るような操作でやっとペダルを踏むことが出来る。言ってみれば左足のスタンバイ位置はクラッチべダルの下となる。下の写真を見ると床のカーペットの左端にはゴムの滑り止めというか、左足のスペースらしき部分があった。 |
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スイスポのステアリングホイールは可也の小径で、操舵力は重すぎず軽すぎずで丁度良い。
この小径ステアリングホイールの影響もあり、レスポンスは極めてクイックで、これぞ軽量級スポーツハッチの真髄と言いたくなるくらい楽しさ満点だ。よくミニクーパーのことをゴーガートのようだと表現されるが、スイスポは本当にゴーカート感覚で、それでいて決して過敏ではないのも嬉しい。
これはもう、どこかワインディング路を探すしかないと思い、少し道が狭いのとゴミゴミしているという難点はあるが、とに角カーブが続く場所に行ってみた。実は殆ど初めてに近
いコースであったことと、道幅が狭く(と、いってもセンターラインはある)見通しも悪いし、その割には案外人通りが多いという条件なので決して無理は出来ないが、それでも常識的な
範囲で目一杯速いコーナーりングを試してみたが、FFとしては最も素直な部類で、しかも全幅が1,695mmの5ナンバーサイズだから、実に取り回しが良い。
というよりも、感覚的には更に車幅が狭いようにすら感じるのはボディ自体はもっと狭くて、5ナンバー一杯というのはあくまでフェンダーの張り出した部分であり、実質の全幅は
もっと狭く感じるからだろう。
注記: |