Toyota Vitz 1.3F 後編 |
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ヴィッツのステアリングはコンパクトカーらしく軽い操舵力でクルクルと回るが、直進付近からステアリングホイールの外周で10mm程度は更に軽くて、おまけに殆ど反応しない。こう書くと、その昔は常識だったステアリングギアの遊びのように思うかもしれないが、それならあるところで急に重くなって判るが、そうでもない。
そして10mmくらいの位置から何となく操舵力が増えて(といっても基本的には軽いが)車も反応し出す。このため、40〜50km/h程度で巡航中に左右に10mmくらい動かしても車はシッカリと真っ直ぐに走る。そこで今度は
周囲に車がいなくなったのを良い機会とばかりに、2車線を使って急にレーンチェンジしてみたら、このようにある程度の量を急激に回してみる、結構まともに反応するし、クルマの挙動も決して冷や汗をかく程ではないのは意外に好印象だった。
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状況によっては危険さえ伴うアイドリングストップ機能を除けば、新型ヴィッツの出来は悪くは無い。ライバルのBセグメント車と比べても、特に際立った面もないが劣ることもない。世間の一部では新型スイフトの評価がバカに高いが、個人的にはそれ程とも思わない。
まあ、言ってしまえばBセグメントコンパクトカーなんていうのは目くそ鼻くそで、どれもソコソコの内容だ。その中では一番古株のホンダフィットが未だ総合力で他車より頭一つ抜き出ている。
型式
国産がどれも似たり寄ったりなのに対して、VWポロは大きさこそ国産Bセグメント車と似たようなものだが、シッカリしたボディによる安心感は国産のCセグメントクラスも敵わないくらいで、残念な事だが国産車とは次元が違う。今現在ではポロの在庫は無く、バックオーダーを抱えているということだが、日本でも違いが理解できるユーザーが確実に増えているという事だろう。そのポロも先代までは大したことはなかったから、今度の新型からVWらしさを獲得した訳だが、モデルサイクルの長いコンパクトカーの世界では、国産コンパクトがポロに追いつくのは早くても次のモデルチェンジサイクルである数年後ということになるのだろう。
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