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Porsche Cayenne S (2018/11) 後編 その1 |
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先代よりも 44o 幅が広くなったカイエンをショールームで見た時にはその威容にチョイと引いてしまったが、まあ室内ということもあるだろう。それで目の前に現れた試乗車はと言うと、いや、やっぱり馬鹿デカイ! 試乗車はカイエンS(1,288万円)で、そのぶ厚いドアを開けると目に入ったのはブラウンのヤタラ高級そうなインテリアだった。これぁ如何考えても高価なオプションを装着しているに違いない、というのが一目で感じとれる。 室内に乗り込むのはそれ程苦にはならないが、ポルシェと言えば潜り込むくらいに低いシートを想像するとこれは全く別世界で、年季の入ったポルシェファンは複雑な思いだろう。その高そうなシートの座り心地は見掛け通りで実に良いし、SUV という事で少し直立して高めのポジションも年寄りには寧ろありがたいくらいだ。 ところでその昔聞いた話では、タクシードライバーの職業病として痔が多いのに、トラックドライバーでは殆ど聴かないという事で、成る程乗用車はソファーのような低さだが、トラックは椅子(チェアー)だから腰の負担は椅子の方が遥かに少ないであろう事は容易に想像出来る。まあこんな事もあって、昨今のミニバンや SUV ブームがあるのか、とも想像してしまう。 エンジンの始動はインテリジェントキーを所持してダッシュボード右端のレバーを右に捻るという、今や世の中の標準となった丸い押しボタンでは無く、これは先代から踏襲されている方式だ (写真31) 。ただし、本来これはオプションであり、標準はキースロットに電子キーを挿入するのが本来のポルシェ流であり、これは金属キーを挿入して捻るというコンベンショナルな仕来りから来ている。なおポルシェの場合、始動は左ハンドルでは左端にあるのは、シフトレバーとは逆の手で操作する為であり、そのルーツはコースの反対側に並んだドライバーがスタートの合図と共にクルマに駆け寄って飛び乗り、シートに座りながら MT 車のエンジンを始動して即座にスタートするという「ルマン式スタート」からの伝統となっている。ただしこのスタート方式は事故も多く、実際には1970年を最後に廃止されている。と言う事で、今となってはマルで意味が無いのだが、この伝統を今でも頑なに守っているというのもポルシェらしい。 | |
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エンジンを始動すると正面のメーターに灯が灯り (写真32)、更にまっ黒だったコンソールに文字が浮き出して来る 。そのメーターは勿論カラー液晶を多用したものだが、流石にメルセデスのような全面が1枚の液晶パネルという訳では無い。これは好みと問題とは言え、先代の様なメカメカしさを感じる方がポルシェらしいと思うのだが‥‥。 パーキングブレーキは電動式なのでポルシェの特徴であるダッシュボード右端の下端にあるスイッチを押す‥‥積りだったが、そこにスイッチは無いっ!実は今回からパーキングブレーキのスイッチはコンソール上の AT セレクター手前と言う、世の中の多くのクルマと同じ位置にお引っ越ししていた (写真33) 。これで今やダッシュボードにパーキングブレーキスイッチがあるのはメルセデス位になってしまった訳で、ポルシェのヤツめ、裏切りやがったな、と言っているか如何かは判らない。 そして AT セレクターは当然ながらコンソール上にあるが、これも先代までの直線にゲードが切られたポルシェ独特のメカ式から、何やら BMW チックな電子式らしきモノになってしまった (写真34) 。しかし日を追うごとに BMW 的になるのはポルシェのユーザーも BMW からの転向組が結構多いという事か? |
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とは言え、先代の様なメカメカしさを感じる方がポルシェらしいと思うのだが‥‥。 |
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つづきはその2にて。 |