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VOLVO V70 NORDIC 特別編 ⇒試乗記へ戻る
450万円の輸入ワゴン選び |
特別編へようこそ。何時ものように、このコーナーは言いたい放題の毒舌が好みの読者以外はお勧めいたしません。
前回のメルセデスE350 BlueTEC試乗記の特別編では、650万円のワゴン選びという内容だったが、650万円という価格は多くのサラリーマンにとっては高値の華でもあり、ちょっと非現実的なところもある、との反省
から、今回はグッと現実的に450万円とした。これなら最近高価格化に走っている国産上級車の予算で買えるし、高級輸入車へ入門する際の定番であるBMW320iの価格帯だから、親近感のある読者も多いだろう。
今回比較するのは、ボルボV70 ノルディック(449万円)を中心にドイツプレミアム御三家のBMW320iツーリング(465万円)、メルセスベンツC200 CGIブルーエフィシェンシーワゴン(460万円)、そしてアウディA4アバント1.8TFSI(453万円)を選んで
みた。
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@ |
A |
B |
C |
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Volvo |
BMW |
Mercedes Benz |
Audi |
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V70 NORDIC |
320i
Touring |
C200 CGI
Blue Efficiency
Wagon |
A4 Avant
1.8 TFSI |
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車両型式 |
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DBA-BB5254W |
LBA-US20 |
DBA-204248 |
ABA-8KCDH |
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寸法・重量・乗車定員 |
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全長(m) |
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4.825 |
4.535 |
4.600 |
4.705 |
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全幅(m) |
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1.890 |
1.800 |
1.770 |
1.825 |
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全高(m) |
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1.545 |
1.435 |
1.460 |
1.465 |
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ホイールベース(m) |
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2.815 |
2.760 |
2.760 |
2.810 |
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駆動方式 |
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FF |
FR |
← |
FF |
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最小回転半径(m) |
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5.5 |
5.3 |
5.1 |
5.5 |
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車両重量(kg) |
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1,750 |
1,550 |
1,560 |
1,560 |
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乗車定員(名) |
|
5 |
← |
← |
← |
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エンジン・トランスミッション |
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エンジン型式 |
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271 |
N43B20A |
271 |
CDH |
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エンジン種類 |
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I5 DOHC Turbo |
I4 DOHC |
I4 DOHC Turbo |
← |
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総排気量(cm3) |
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2,521 |
1,995 |
1,795 |
1,798 |
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最高出力(ps/rpm) |
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231/4,800 |
170/6,700 |
184/5,250 |
160/4,500-6,200 |
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最大トルク(kg・m/rpm) |
34.7/1,700-4,800 |
21.4/4,250 |
27.5/1,800-4,600 |
25.5/1,500-4,500 |
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トランスミッション |
|
6AT |
← |
5AT |
CVT |
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燃料消費率(km/L)
(10/15モード走行) |
9.5 |
13.6 |
11.6 |
13.4 |
|
パワーウェイトレシオ(kg/ps) |
7.6 |
9.1 |
8.5 |
9.8 |
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サスペンション・タイヤ |
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サスペンション方式 |
前 |
ストラット |
← |
3リンク |
5リンク |
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後 |
マルチリンク |
4リンク |
マルチリンク |
ドラペゾイダル |
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タイヤ寸法 |
205/60R16 |
205/55R16 |
205/55R16 |
225/55R168 |
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価格 |
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車両価格 |
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449.0万円 |
465.0万円 |
460.0万円 |
453.0万円 |
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備考 |
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Blue efficiency
light:419万円 |
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ほぼ同一価格の上記4車の動力性能は数値上ではV70が最も勝っているし、実際に試乗しても他の3車よりワンランク上の加速をする。ただし、ターボラグは決して少なくないから、一瞬(いや二瞬?)遅れてからドカンと加速するが、これが
意外に楽しめる。
という訳で、動力性能に対してはV70が優位だ。
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上の表を見れば、アウターサイズはV70が他を圧倒して大きくEセグメントに近いが、メルセデスEクラスに比べるとホイールベースが多少短い。それでも、同じメルセデスのCクラスやBMW3シリーズに比べれば、ホイールベースで55mm長い。アウディはDセグメントとしては他車より大分大きいので有名だが、V70に比べるとホイールベースは同等だが、全長で120mm、全幅で65mm小さい。
左の写真は上記の4車種のサイドビューを比較したものだが、V70はアウターサイズの大きさだけでなく、垂直に立ったDピラーと後端まで水平に伸びたルーフラインにより、ワゴンとしての実用性を高めている設計であることが判る。
これに対して他の3車はDピラーを寝かせて、ルーフラインも絞ることで、積載性よりもスタイルを重視している。それでもCクラスは他2車よりはDピラーを立ててはいるが、同じメルセデスのEクラス
程には実用性に振っていないから、同じメルセデスワゴンでもCクラスとEクラスとではポリシーが異なる。
アウディA4に関しては4車の中では最もDピラーを寝かしていて、これはもうワゴンと言うよりも5ドアサルーンに近い。
積載スペースの面では他車に対して大いに差を付けたV70だが、実は一つ問題がある。それはV70の駆動方式がFWD(FF)であるために、後部のラッゲージエリアに重量物を積むと軸重配分がリア寄りになり、フロントの軸重が減って駆動力が掛からなくなることだ。
特に上り坂はヤバい。
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高級輸入車を持つ喜びは、独特なエクステリアも当然だが、実際に走る時には何時も目に入るインテリアの良さが大いに影響する。しかし、これは上手く表現するのは難しいのだが、まずはフロントダッシュボード付近の写真で比較してみる事にする。
と、いってもスペースの関係もあり、写真の大きさが限られる事と、手持ちの写真を使用する為に、撮影条件がマチマチであること、等の問題もあるが、とに角やってみよう。
なお、これ以降は国産ワゴン2車も比較の対象に加えてみた。
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@ Volvo V70
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A BMW 3 Series
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B Mercedes Benz C Class
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C Audi A4
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D Subaru Legacy
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E Mazda Atenza
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さて、如何だろうか? 違いが判りますかな。
やっぱり、こんな小さい写真じゃあ、判らないという読者の意見に答えて、今度はセンタークラスターとフロア上のATセレクター付近を拡大した写真で比べてみる。
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@ Volvo V70
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A BMW 3 Series
|
B Mercedes Benz C Class
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C Audi A4
|
D Subaru Legacy
|
E Mazda Atenza
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この部分はトリムの材質で質感が大きく変わるので、グレードによっても随分印象が異なるが、欧州4車はそれぞれの特徴を持っている。それに
対して、国産の2車は、まあ、何ていうのか・・・・。スバルに関しては、クルマとしての性能の良さに対して、内装やシートの座り心地など、昔からボロクソの指摘をしてきた。それでも最近は大分改善はされているが、まだまだ努力が必要のようだ。アテンザに関しては、その価格を考えれば、高級感を求めるのが可哀相というものだし、低価格という武器で内装のチャチさはチャラになると考えても良いだろう。勿論、マツダなんて絶対嫌だ!というユーザーも当然いるが、それはベンツ・ビーエムなんてボッタクリは絶対買わない
、というのと同じことだ。えっ、買わないんじゃなくて、買えないのでは?って、駄目ですよ、それを言っちゃあ。
そして、次に比較をしたのが、メータークラスターで、これは運転中に一番見る機会の多い場所でもあるから、この部分の質感は大いに気になるところだ。
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@ Volvo V70
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A BMW 3 Series
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B Mercedes Benz C Class
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C Audi A4
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D Subaru Legacy
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E Mazda Atenza
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メーターというのは各メーカーのポリシーが出ている部分で、特にメルセデスは伝統的に中央に大径の速度計を配置して、回転計はサイドで小径にするという構成をとっている。この配置は国産ではクラウンが採用しているのは、やはりメルセデスを目指しているのだろう。
そして、肝心要の乗り味はといえば、これはもう各自に乗って貰うしかないし、概要だったらCクラスや3シリーズは既にこのサイトの試乗記で扱っているので、常連読者の方なら大方の検討はつくと思う。
それにしても、今回のV70 ノルディックは試乗前に想像していたよりも、正直言って出来が良かったので驚いている。それでも、一時期のボルボを知るユーザからすれば、耐久性や故障
、そして売却時のリセールバリューが心配だろう。まあ、この件については何とも言えないが、クルマ自体は先代V70に比べて大幅に改良されてはいる。
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下の図は過去10年間の日本国内に於ける主要輸入車の販売台数推移で、これを見ると、ボルボは2002年頃からジリ貧状態で、欠陥車問題がネットを賑わすようになった2006年には最盛期の7割以下の売り上げにまで落ちてしまっている。出来の悪さで有名な先代V70が発売されたのは2000年だから、主力車種のV70が徐々にその内容がバレてきて、販売台数もダウンしていった様子が判る。
折角作った上の図を、もう少し見てみると、VWもジリ貧状態であることが発見できるだろう。その代わりに伸してきたのがBMWで、確かに10年前は輸入車といえばVWかメルセデスだったのが、最近ではBMWが
高級輸入車の代表のように見られるようになったし、実際に街を歩いていてもBMW、特に3シリーズを見かけることは多い。BMWの伸びが著しいのは2005年を境にしているが、この年は現行3シリーズのE90〜93が発売され
た年で、こうしてみればBMW
の成功は現行3シリーズによる成功が大きく寄与しているのがハッキリと判る。
メルセデスについては主力のEクラスがモデルチェンジされてW211となったのが2002年だったが、これが例のブレーキシステムに欠陥があり、100年掛けて築いた絶大なる信頼を一気に失ってしまった時期で、確かに急激に販売台数が落ちている。
そして、2005年にはリコール騒ぎもひと段落し、不具合対策を行ったモデルが発売された時期で、この年は売り上げも回復している。
さて、VWのジリ貧について考えてみると、いくつかの理由が思い当たる。
その1はクルマ自体の信頼性の問題で、今現在の最新型は判らないが、少なくとも少し前までのモデルは外れると結構故障のアラシになり、もう2度とVWは買わないと言っていたユーザーを複数知っている。それにポロの場合は直進性に関するクレームも結構あるらしく、「ポロ 左流れ」でググってみれば、出るは出るはで、これは単なる噂では無さそうだ。
その2は輸入車としては安めの価格設定ではあるけれど、BMWのようなステイタスは無いし、しかも国産車に比べれば割高だということで、次の買い替えにはBMWなどに行ってしまう例も結構聞く。例えばゴルフの乗り換えにBMW120iや320iという例で、特に3シリーズの場合には乗り換えたユーザー
では、ゴルフとの差は歴然で、実に良い車に買い換えたと喜んでいる、という実例も複数知っている。
その3は販売網の脆弱さであり、経営権が頻繁に変わるのもユーザーとしては嬉しくない。小さいながらも家族的経営で小回りが効いたディーラーに久しぶりに行ってみたらば全く違う会社に経営権が譲渡されていて、スタッ
フは総入れ替えしたらしく顔なじみは全く居なかった、なんていう例もある。
そして地域にもよるが、随分怪しいディーラもあったりする。例えば今(2010年12月)現在、VWポロGTIは極端な品不足で、試乗車どころか展示車すら無い状態で、最初の入荷分を展示したらすぐに買い手がついてしまった、という状況が殆どのディーラーで起こっている。そんな
中でVW公式サイトで試乗車を検索すると、少し遠いところではあるが珍しくGTIの試乗車が有るようなので物は試しと申し込んでみたら、VWカスタマーズセンターからは申し込を受け付けた旨のメールが入り、追ってディーラーから直接連絡が来るとのことだった。しかし、予定の日になっても連絡はなし。まあ念のためにVWに連絡したら直接ディーラーから連絡させるとの事。そして、ディーラーからのTELでの返事は、何と試乗車は下ろしたその日に売れてしまい、無いそうだ。それでは何故
ウェブ情報を直さないのかと言えば、試乗車があることにしておくとユーザーからの電話がきて商談に繋がる可能性があるからだ、とサラっと言ってのけたのには唖然!
話を売り上げ推移に戻すと、リーマンショックによる販売不振は各社とも重大で、2009年度も全く回復していない。その中では唯一アウディが好調な売り上げを示しているが、如何せん未だ未だ絶対数が少ない。とはいえ、BMWとメルセデスの6割程度まで迫っているから、今後が期待できる。
これはVWと全く逆の状況だから、もしかしたらVWユーザーの上級志向で、買い替え時にはアウディにステップアップするのかもしれない。ベースは同じクルマでも、ゴルフとA3では満足感が大分違うし、その割りに価格差は少なかったりする。
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現行V70は一クラス上のEセグメントに近い堂々としたボディサイズに、人によってはベンツ・ビーエムに迫るブランドとの認識もあるし、価格的には期末の販売競争を上手く利用すれば、1本引きも夢ではない。となれば、国産の中級車並の投資で、デカいブランドワゴンが買えるという事にもなるから、
V70 ノルディックはある面、実にお買い得だ。
ボルボの価格と言うのはあくまで希望販売価格であって、何を隠そう現実にはオープン価格化している。何たって、期末に送られてくるボルボのDMには、堂々と100万円引きのチラシが入っている。それも1千万円のクルマを100万円引くのならとも角、400万円代のクルマでだから、20%以上の値引きとなる。
しかも、DMどころか場所によっては、新聞の折込広告に大幅値引きのチラシを入れていたりする。
それにしても、こんなヤバい話をネットで公開しも良いのか?という疑問もあるだろうが、ご心配無用で、
ボルボの値引きはチョッと検索すればゴロゴロ出てくる既成の事実だ。それに今現在ではネットの影響力と言うのは大したことは無い。先の民主党代表選挙でも、ネットでの世論調査と、テレビ・新聞の所謂B層相手のウサン臭い世論調査では結果は正反対であったにも関わらず
、選挙の投票結果はB層相手の調査そのものとなった。要するに、大多数の日本人は未だマスコミの情報を鵜呑みにしている訳で、ネットで真実を暴露したところで、それを知るのは日本人としては極限られた
階層だけだということだ。という訳でボルボだって、世間ではこのブランドがベンツ・ビーエムに近いものだと信じている人たちが圧倒的に多いのは間違いないから、ここで
B_Otaku が真実をバラしたところで、大きな影響力は無いことになる。
マスコミの偏向報道という意味では、同じマスコミでも何故か自動車雑誌等は欧州車擁護の傾向が多くて、真っ向から国産車を礼賛して輸入車はボッタクリだ、という記事を書いているの
は見たことがない。国産車を絶賛・擁護し、欧州車を貶すのは無料掲示板、すなわちネットの世界が殆どだから、前述したように今現在では大した影響力は無い。まあ、それでも一部には450万円の320iは180万円のプレミオと同等なクルマを倍ものボッタクリ価格で販売している、と思っているユーザーもいるかもしれない。
こうなったら、そういう国産車絶対派を増やして、日本の産業が少しでも発展するように、国産車礼賛の新たなサイトでも立ち上げようか
。それで、自分達だけはシッカリと、輸入車を買ったりして・・・・なんていうのは冗談だが。
さて、そういう訳で、BMW新5シリーズ(523i、528i、535i)に始まってクラウン(マジェスタ、アスリート3.5)、メルセデスベンツE350BlueTECワゴンから、今回のV70までを取り上げてきたが、次回は残る
Eセグメント車であるニッサンのフーガに乗ってみる。といっても370GTは既に去年の発売と同時に試乗記を発表しているので、今回は新たに追加された
ハイブリッドモデルに乗ってみる。
⇒フーガハイブリッド試乗記
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