毎年年末に発行される The Economisit 誌の日本語翻訳版が今年も「2016 世界はこうなる The World in 2016 (日経BPムック)」として発行された。2015年版は2015年2月18日の日記で「2015 世界はこうなる」という題名で紹介しているが、この時は特別編ではなく普通に日記として取り扱っていた。

さて今回はといえば‥‥

    

例によって表紙には主に政治家が意味深に並んだイラストが使われているが、前列を下のように拡大してみると‥‥

先ずは何故かロシアのプーチン氏と中国の習近平氏はカラーで描かれている。昨年の表紙は前列の政治家は全員モノクロームだったが今回は何故か2人だけがカラーとなっている。やっぱり、いよいよ世界はロシアと中国の時代となることへの暗示だろうか。というよりも、今現在でも既に米国は虫の息であり、事実上世界を動かしているのはこの２国となりつつあるのだが、それを The Economisit 誌が追認したと解釈するのが自然だろう。てぇ〜ことは、米国は終わった、ちゅう事かな？

そして最下段にはこれまた例年のごとく何かを暗示する絵が書かれているが、今回は2015年版のように天変地異などを想像させるものは無い。ということは、来年は異様に強力な台風に連続して、しかもマルで誰かかステアリング操作しているような沖縄を直撃した後に道に直角に曲がって、九州から四国、本州とこれまた絶妙のハンドル捌きで日本列島を襲うなんてことや、突然の縦揺れと共に携帯は地震速報を発するしこれぁまた大地震かと思ったら、それ以上何も起らない‥‥なんていう不発みたいなのも無くなるし、少しは安心して住める世の中になるのだろうか？？

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話は代わって、トヨタ自動車社長の豊田章男氏が五輪組織委副会長を突然辞任したという報道がなされているが、へ〜え、豊田さんって五輪組織委の副会長だったんだぁ、というのが正直なところだ。五輪組織委といえば会長は森喜朗元総理大臣。もうそれだけで利権ドロドロの雰囲気だが、実際に競技施設やらロゴやら、とにかく問題続出でその都度利権の匂いがプンプンとするのは気のせいだろうか。

それでマスコミは辞任の理由をせん索しているようだが、本人は本当の事は言えないだろう。何しろオリンピックなんてあのロゴの盗作問題を見れば魑魅魍魎の世界であることは一目瞭然であり、豊田氏の本音としては「あんな奴らとなんてやってられねぇ！」と思っているかどうかは判らないけど、まあ当たらずとも遠からず‥‥ということかな？

そしてもうひとつ、最近になって東電は福島第一の３号機からの大量の放射性物質の放出は、今まで言っていた圧力を逃がすためのベントでなくて「放射性物質を閉じ込める「格納容器」と呼ばれる設備が機能を失い、直接外部に放出されたと考えられる」という見解を発表したそうだ。この件は12月18日にあのNHKが報道したそうだが、こんな超重要な内容をシレッとどさくさ紛れに発表して、それでも誰もその重要性に気が付かずに極々普通に暮らしている多くの日本人。尤もそれでオマエは何をするんだ、と言われれば何もしようは無いが、日本がかなりヤバい状況だし東京五輪なんて出来るんかい？ という気もちだ。

あっ、そうか。だから豊田氏が副会長を辞任した‥‥とか？