前回の日記特別編でフォルクスワーゲン (VW) がティーゼル車に不正なエンジン制御プログラムを仕込み公害規制をパスした問題を取り上げたが、それだけではなく何と今度はガソリンエンジンでも同様の不正が発覚した。

ディーゼル車ではNOX の排出量を少なく見せるために不正な制御ソフトを組み込んでいたが、今回はガソリンエンジンの排出する CO2 の量も同様に少なく見せるための不正ソフトを使用していたということが判明した。対象車種は80万台に及びその内43万台は最新の2016年モデルだという。ドイツ車のイヤーモデルは一般に秋ごろから販売されるから、これらの殆どに違法ソフトが組み込まれていたということだ。そして対象は VW のみならず、アウディやセアト、シュコダにも及ぶという。

今度の件では勿論対策費も更に増大するだろうが、こういう金銭の問題以上に企業としての信用がガタ落ちどころの騒ぎではなく、下手をすれば VW のブランド自体が成立しなくなるくらいの痛手を負うだろう。3ヶ月くらい前に試乗した新型のパサートは、試乗記を参照してもらえば判ると思うが、とにかくこれが VW の新型車か？ というくらいに出来が悪くて、一体 VW の開発体制はどうなっているんだ？ という疑問が湧いたのもだが、何と平気で違法プログラムを組み込むくらいになっていたのだった。

ところで、同じく「どうなってんだ」といえばごく最近のニュースを独占しているフランスの同時多発テロだが、120人もの死者が出たということで、その割りには120人の国籍や年齢などの情報は無いし、何より120人もの遺体を搬出して仮安置して検証して‥‥というニュースも無い。それでも被害にあったという女性が泣き崩れている映像などはあるが、いやこの女性は同一人物がボストンマラソンの小銃乱射事件でも被害者としてテレビのインタビューに答えていたという比較動画がネット上に溢れているが‥‥？

それで犯行は例によってイスラム国ということだが、それにしてもイスラムといえば一番の宿敵はイスラエルの筈で、その割には肝心のイスラエルでのテロは今まで全く起こっておらずに、何故にフランスなのだろうか？

実行犯の一人は体に爆弾を付けて自爆テロを行って、その自爆して木っ端微塵になった筈の犯人遺体の側には本人のパスポートが落ちていて身元が判明したそうだが、そのパスポートの材質って一体何なのだ。爆弾でもビクともしない特殊な材質で出来ているのだろう （プッ

さて、このところの世界情勢の不安定なことは元を正せば米国が天文学的な負債を抱えながら何とか生き延びようという最後の悪足掻きをしていることをご承知の読者も多いかと思うが、これに関して結構参考になるサイトがあるので紹介しておく。

以下にURLを表示するので、興味のある方はコピペにて‥‥
http://tanakanews.com/151115economy.htm