B_Otaku のクルマ日記 特別編

ご注意:この記事は特別編です。毒舌やら嫌韓やらで満ち溢れています。
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2015/7/26(Sun)
普通のサラリーマンって?

このサイトでは "普通のサラリーマン" という表現を度々使っているが、考えてみれば何とも緩味な表現だったと気が付いたことで、一つここで内容を掘り下げてみる事にした。

そこで先ずはサラリーマンについてだが、その名の通り働いた代償に給与をもらって生活している人であり、日本語で言えば勤め人とか給与所得者とか、まあそんなところだろう。ということは、自営業とか経営者を除けば全て給与所得者だから、これすなわちサラリーマンかといえば、これはチョイと違う気がする。それで調べてみたらば一般にサラリーマンとは

@ 正規雇用の会社員 → 派遣社員は除くかといえば、派遣会社の正社員なら正規雇用だから含まれるのだろうか。

A 民間企業に勤務している → 公務員はサラリーマンではない。役員や専門職 (医師、弁護士など) も除く。

B ホワイトカラーの男性 → 女性は OL という。

ということらしいから、民間企業の正規雇用でも工場労働者は除くということだろう。

ところでこの民間企業というのも曖昧だが、ぶっちゃけサラリーマンといえばスーツを着てネクタイをしめて都心の大企業のオフイスに通っているというイメージがある。大企業とは普通は東証一部上場企業というのが世間相場だが、非上場企業でも下手な一部上場企業よりも規模も内容も上、何ていう場合もあるので例外は大いにあるが、それでも一部上場という表現で概ね間違いは無い。

となると、平均収入はどのくらいかという疑問が湧くが、これは年齢や業界の体質などで大いに異なるだろうが、これもザックリ言って40歳くらいで年収 500 〜 800万円程度という感じだろうか。しかしこれは業界で大いに違うわけで、一般に地味な製造業など縁の下の力持ち的企業は社会の役にたっている割には安いのが現状だ。それでは寧ろ世の中の役に立たないというか、自分では何も生産していないような企業が高給ということかと思い考えてみれば、金融・証券・マスコミなどは確かに高給であり平均一千万円以上は当たり前であり、中でも国民から強引に受信料を取り上げておきながら国民にとって最も重大な関心事の戦争法案可決の衆議院委員会を中継しない国賊、あの皆様の公共放送は平均年収1,500万円だそうだから、"世の中の役に立たない企業ほど給与水準が高い" というのは正しい法則だった。

それではサラリーマンになるにはどうすればよいかといえば、ある程度のレベル以上の大学を卒業することが早道であり、そのある程度の大学はといえばこれまた世間一般では MARCH 以上と言われているが、それでも成績が悪ければどうにもならないし、日東駒専クラスでも成績上位なら一部上場企業に就職できる可能性は十分にあるのは、最近の企業は出身大学よりも本人で選ぶ傾向があるからだ。勿論企業の指定する一流大学以外は門前払いなんていう企業もあるが、まあこんな体質では名門企業といえど業績悪化で破たん寸前、何てことになってそうだ。

ところで最近の調査によると、勉強をするとかしないとかは家庭環境が大きく影響しているという。ということは、低学歴者は本人の努力がたりないから自業自得だという意見は間違いで、努力する環境に無いのが原因、すなわち親に原因があるということで、DNA の違いとともに何処に生まれるかで運命が変わってしまうということになる。まあ DNA による能力は仕方ないとしても、家庭環境については貧乏で塾や私立の中高一貫受験校に入学できなくても、本人の頑張りで何とかなるということは無いのだろうか。

それで自分自身で見聞きした事を思い出してみたらば、高校の同期生に母ひとり・子ひとりの所謂母子家庭で公営住宅に住んでいた友人がいたが、これがまた真面目で前向きで、近所のキリスト教会に熱心に通って休日にはボランティアなんかをしていたという、絵に描いたような好青年だった。えっ? そんな立派な青年が何でオマエの友達なんだって? まあ、お互い自分に無いものを求めるということかな‥‥。

それでその友人は高校卒業後は一浪 (勿論予備校の学費は無いので "宅浪” ) して見事に旧帝大系国立大学に合格し卒業後は某大手薬品メーカーに就職して、勿論結婚して子供もいるし持ち家も手に入れたようだ。すなわち、家庭環境が全てでは無いという事だが、これは既に四十数年も前の事だから、今現在でもこういう例があるのかどうかは判らない。いや今でもあるような気はするが‥‥。

ということで、このサイトの主力読者である ”普通のサラリーマン” 諸氏の多くは、本人の努力が無いとは言わないが、それよりも生まれた環境が幸運だったという事のようだ。


追 伸

既にニュースなどでご存知の読者も多いと思うが、本日 (7月26日) 調布飛行場を飛び立った軽飛行機が近所の住宅地に墜落して民家を直撃し、今現在では飛行機のパイロットと乗客の各1名と民家の住人1名の計3人が死亡したと伝えられている。

墜落した機体はベルハンドクラブという会員制のクラブ所有のパイパー PA-46-350P型(JA4060)機という情報がネット上に複数挙がっているから、先ず間違いはないだろう。写真で見ると軽飛行機のイメージで思い浮かぶものよりも大きくて立派に見えるが、この機種は単発レシプロ機としては最高級機の位置付けという。

実はこの機体(JA4060)は以前にも事故を起こしていて、その一つが 2004年10月27日に北海道札幌飛行場で、レジャーのため調布飛行場から札幌飛行場へ飛行し着陸後、再離陸しようとして浮揚したが、機首が下がり草地に機首部から接地し機体を損傷して停止した、というもので詳細は以下の JTSB (運輸安全委員会) サイトで参照できる。

http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/detail.php?id=1812

もう一つは重大インシデントとして同じく JTSB のサイトに掲載されていて、これは入間飛行場の上空で航空自衛隊の大型機 (C-1 輸送機) と JA4060 が異常接近したもので、輸送機は視認して回避操作を行なったが JA4060 は相手機を視認しておらず回避操作を行わなかったというものだ。

http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/detail2.php?id=1841

今回の事故が最悪といえるのは全く関係のない第3者が、それも自宅で被害にあってしまったということで、元々都会のど真ん中にある調布飛行場には反対意見も多かったようだが、これで益々運用が厳しくなるだろう。

と、ちょうど今新しい情報として、操縦していたのは管理会社所属のプロのパイロットで教官資格も持っていたということだ。実は最初は経験の少ないアマチュアパイロットで、少なくとも緑地に墜落するような緊急操作が出来なかったのではないか、と思ったのだが、プロのパイロットということだから、これはどうにもならない事態だったのだろう。

この件は今後詳細が解った段階で再度取り上げようと思っている。