B_Otaku のクルマ日記 特別編
 ご注意:この記事は特別編です。毒舌やら嫌韓やらで満ち溢れています。
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2018/1/11 (Thu) 今度は日本航空学園

モリとカケといえば今や蕎麦では無く補助金詐欺やら国有地激安取得の学校法人の代名詞となったが、今度は日本航空学園というのが同じパターンらしい事が報道され始めた。報道によると同学園が約50年間無断で使い続けた山梨県内の国有地を、2016年に財務省関東財務局が評価額の8分の1で売却したということだ。

ところでこの日本航空学園って、一体何なのか? 当然今まで名前さえ知らなかったから早速調べてみた。航空学園って言うくらいだから何やら航空関係の学校だろう、くらいは想像できるが、この学園の傘下には日本航空高等学校 (山梨、能登空港、東京目黒) 、日本航空専門学校 (千歳空港、白老) 、日本航空大学校 (能登空港) があり全国に展開していた。

それではこれらの学校へ行って将来どうすうするのか? 先ずは日本航空高校について調べてみると、山梨キャンパスの場合では普通科と航空科があって、普通科はまあ普通の高校と変わらなさそうだ。航空科については航空整備ステージ、キャビンアテンダントステージ、パイロットステージというのがあって、名称から整備とキャビンアテンダント (CA) は想像が付くが、パイロットっていうのは要するに操縦士になれるのだろうか?

それで HP を見ると就職率 100% で写真からはジェット旅客機の整備士や操縦士をイメージする写真もあり、また高校の制服もパイロット (男子) や CA (女子) を連想させるようなデザインで、成る程これは将来航空業界を目指す中学生に多いなる夢を与えるのは間違いない。

そこでパイロットステージの生徒の紹介をみると『留学制度を利用して1年間米国に留学した』と書いてあった。成る程、米国でパイロットライセンスを取るというのは東海大や桜美林大の操縦士養成コースと同じということか? しかしその先を読むと語学留学だったようで『将来はさらにアメリカで学び、パイロットのライセンス取得を目指していきたいと思っています。』っていうことは、この高校を出てもパイロットの資格は取れないのかな?

それではこの高校の偏差値はと言うと上記の山梨キャンパス航空科は偏差値40! えっ、よ、よんじゅう? パイロットを目指す? まあパイロットは偏差値よりも体力というか適正が重要で、例え偏差値70でも受からない場合が殆どだが‥‥。そして上記の大学の操縦士養成の学科は工業系大学受験の偏差値で50くらいは必要で、高校だったらまあ 60位に相当するだろう。

次に日本航空大学校について調べてみると、ここは日本航空高校から内部進学も多いようで、因みに一般受験の偏差値は‥‥と思ったが "大学校” というように実は大学では無く専門学校だったから、大学とは比較できず。それにしても実際にエアラインのパイロットコースとして有名な独立行政法人の航空大学校とは名前は似ているが内容はマルで違う訳で、こうなるとこれ以上調べるのも馬鹿馬鹿しいので止める事にした。

それでも学費ぐらいは調べてればネタになるかとやってみたらば、高校は入学金と入寮費で20万円、授業料と施設設備費が年間53万円、寮費が年間85万円だからこれだけで年間に138万円だから、自宅通学の私立理系大学並という事だ。勿論これに生活費や修学旅行費、前述のように短期米国留学をすればその費用等、総額では結構かかるだろう。

結局、低偏差値の生徒に将来航空業界で働けるかもしれない、あわよくばパイロットになって高給で世界を飛び回る、なんていう夢を見させてくれるのだから其れなりの金は取りますよ、という訳で、低偏差値でも薬剤師や獣医師になれる夢を見させてくれるカケ学園と全く同じパターンだった。要するに偏差値難民商法ってヤツで、更にこの学校法人も経営陣はカケと同じく日○会議の関係だった。

それでもこの学校法人のサイトを見ると、「日本航空学園内国有地について」という今回の報道に対する反論が載っていて、まあカケのようにバックレてトンズラこえるよりは遥かにマシではあるが‥‥。そして学費が高いとか卒業後の進路とかが誇大広告だとか言っても、そこへ入学するのは本人と親の自己責任であり、成金の馬鹿息子 (と馬鹿娘) から高い金をふんだくったとしても、これは経済の流通を促進しているのだから何も文句は無いが、問題は国民の血税をこんなアホ学校につぎ込む事であり、更には政権と特殊な関にある団体の関係者のみに税金が流れていく事だ。

あっ、税金と言えばもうすぐ確定申告の時期であり、今年は恐らく税務署で「そんな書類は廃棄した。てめえらの長官と同じだ。文句あっかぁ!」みたいな事を怒鳴っている商工業者のオヤジの姿が目に浮かぶ。税務署員は今からビクビクだろうが、まあこれも試練の一つだと思って頑張れよ、小役人!