2017/12/27 (Wed) 護衛艦を空母に改修
ニュースによると
『政府は、海上自衛隊最大級の護衛艦「いずも」を、戦闘機の離着艦が可能となる空母に改修する方向で検討に入った。 ‥‥ いずもは、広い甲板を持つ空母に似た形状の護衛艦で、全長248メートル、満載排水量約2万6000トン。ヘリコプター14機を搭載可能とされる。空母化すれば、F35B を約10機搭載できる見通しだ。』
とのことだが、写真下の "いずも" の写真を見れば、これが元々航空母艦の形をしているのは明らかで、護衛艦なんて上手く誤魔化しているが、これは最初から航空母艦でしょう!
そうは言ってもいずものサイズを見れば米軍の誇るニミッツ級空母、すなわちロナルド・レーガン等に比べれば確かに小さいから、これはあくまでもヘリコプターを搭載できる護衛艦だ、と言われればそうかな~と納得できそうだが‥‥いやいやまてよ。
上の表を見るといずもは米国軍艦のサイズ的には強襲揚陸艦に近く、これは確かにヘリを主体とした上陸用舟艇で航空母艦では無い。因みの写真左下がワスプ級強襲揚陸艦だが、上に掲げたいずもの写真に比べて甲板の幅が狭いし、艦橋は逆に大きい為に飛行甲板が狭くなっている。要するにヘリ用だからこれで良いのだろう。と言う事は、いずもは最初からヘリとか VTOL (垂直離着陸) 機などではなく、CTOL (conventional take-off and landing aircraft 通常型固定翼航空機) 機、要するに F35 等の普通の戦闘機の離着艦が出来る用に設計されていたんじゃないのか? 何て考えてしまう。
と、ここでふと気が付いたのは最初のニュースソースを見直したらいずもに搭載するのは F-35B ということで、この "B″ は STOVL (短距離離陸・垂直着陸) 機だった。そこで防衛省が採用する予定の F-35 を確認したら、現状では CTOL の F-35A だが、STOVL の F-35B も検討する事にしたようで、これはいずもの為だろう。
それにしても解せないのはワスプ級強襲揚陸艦と同じ幅の筈のいずもの写真を見れば、どう見ても甲板の幅が広いのだが、もしかしていずもの幅というのは船体の幅で飛行甲板はもっと広いのではないか? それで数字だけみればなるほどヘリコプター用で空母じゃないよねぇ、なんて納得させるとか‥‥。
その飛び出した幅でも最も広い部分はといえば写真左下の立派なエレベーターで、これって米国の大型空母にもこんなのがあったような気がする。なるほど、これなら F35 も OK ということか。
なお上の一覧表に掲げたロシア唯一の空母は写真右上のようにジャンプ台方式となっている。またこれと同型のものが中国の遼寧 (りょうねい) で、元々は旧ソ連に発注したものが建造途中でソ連が崩壊したために中国が引き取って自国で完成させたものだ。まあこの2つはマトモに動くのか疑問もあるが、兎に角米国以外の大型空母といえばこれしかない。
実はヘリコプター護衛艦は空母だし、人工衛星打ち上げロケットは大陸間弾道弾だし、原子力発電所は核兵器製造プラントだし‥‥。次は災害対策用ステルス輸送機とか言って爆撃機でも作るのかな??
あっ、もう一つあった。今治に準備中の加計学園の獣医学部で細菌兵器を作るとかいう噂もあるけど、その前にあの施設じゃあ外部に漏れ出してバイオハザード間違いなし!
その加計学園の韓国向けパンフレットでは系列の千葉科学大学の薬学部は「日本最高の薬学名門大学」だそうで、そりゃあ英語の授業で BE 動詞の使い方や数学では分数の計算教えるくらいだから、日本最高の薬剤師国家試験不合格率には間違いないし、全員合格で名門というか広き門の事を言っているのだろう。