B_Otaku のクルマ日記 特別編
 ご注意:この記事は特別編です。毒舌やら嫌韓やらで満ち溢れています。
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2017/4/26(Thu)
米朝戦争勃発か?

北朝鮮のミサイル発射実験か核実験の実施により米国が北朝鮮への爆撃をするかもしれないという大変な情況になっているが、米国が最も警戒しているのは ICBM の発射実験だろう。

ICBM とは InterContinental Ballistic Missile の略で有効射程が超長距離で北朝鮮から打ち上げで米国まで到達できるミサイルであり、日本語では大陸間弾道ミサイルとも呼ばれている。これを北朝鮮が開発に成功すれば米国すら射程に入る訳で、更にはこれに搭載する小型の核弾頭が開発されたら、完全に米国との力のバランスが狂ってしまうから米国としては何が何でもこの2つに関する実験は阻止するだろうし、場合によっては部分的な攻撃も辞さないというのは自然の成り行きだ。

それでは北朝鮮の ICBM 開発の情況はどうだろうか? 下の写真は今月15日の軍事パレードで登場した大型のミサイルらしきもので、これが開発中の ICBM と言われているものだ。

ここはクルマに関するサイトだから、やはり上の写真でミサイルを積載している車両からミサイル本体を分析してみる。

貨物車の積載能力を推定するにはタイヤを見るのが一番早い。上の写真を見ればタイヤは日本の大型車でもメジャーな 22.5 インチサイズのもので、これは1軸当たりシングルタイヤで5トン、ダブルタイヤで10トンが目安となる。例えば日本の大型トラックは3軸車が主流だから前軸で5トン、後2軸では10 x2で20トン、合計すると25トンとなる。そして日本の大型トラックの最大総重量は法律で25トンと決められているから理屈にピッタリと一致する。

そこで上の写真から車軸部分を拡大すると‥‥

ヘッド (牽引車) の後軸は2軸であり、これは20トンまで負荷を掛けられるが、実際にはヘッドの自重も掛かるから実際の許容荷重は ①15トン程度で、これを日本では第5輪荷重と呼んでいる。次にトレーラー (被牽引車) を見るとカメラマンの影となって見難いがダブルタイヤの4軸であり、これで②40トンまでの負荷を掛けられる。という事でトレーラー側は①+②で55トンという事になるが、これからトレーラーの自重を引いたものがミサイルらしきものの最大重量となる。それではトレーラーの自重はといえば、これだけゴッツイ車体だから15トン程度はあるだろうということで、ミサイルの重量は40トン程度と推定できる。なおヘッドとトレーラーの全ての重量を連結重量というが、上の場合は65トンくらいになる。

ところで ICBM の重量っていうのはどのくらいあるのだろうか? そこで米国の現役 ICBM であるミニットマンⅢの諸元を調べてみたらば重量は32.2トンだったから、上記の推定40トン程度というのはこの面では矛盾は無い。しかし一つ気になるのは上のヘッドの大きさを見れば殆ど日本製の民間用と同じであり、そうだとすると連結重量で65トンの状態だと速度はかなり遅いだろうし、更には走行中は黒いディーゼルスモークをモクモクと出しながら走る筈だが、ニュース映像などを見れば静々と走っているから、まあ上に乗っているのはドンガラだけだろう。

それでは米国のミニットマンの運搬はどうするかと言えば下の写真がそれで、ヘッドは前2軸、後3軸という見るからに強力そうな車両が引っ張っている。うん、うん、これなら判る。

ICBM の開発が完了していない現状では米国が直接核攻撃に晒される危険は無いが、地理的にもほんの隣という日本の場合は中距離弾道ミサイルで十分射程距離内となっていしまう。そこで下の写真だが、北極星1号という中距離弾道ミサイルで、既に実用状態になっているようだから、これを日本に向けて打たれると結構ヤバイぞ!

ところで上の写真のトラクターもトレーラーも能力的には前述の ICBM (らしきモノ) を積載していた車両とほぼ同じだが、全体のバランスから言ってもこちらの方は現実的で、確かに既に完成されてる雰囲気がある。って、やっぱりヤバイじゃねぇか!!