B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2014/7/15(Tue) |
Porsche Macan<3> |
今回はいよいよ室内に目を移すが、その前に今回の展示車については大いなる考慮が必要となる。それは何故かと言えば写真の内装を見れば両車とも左ハンドルとなっているが、価格表を見るとマカンの日本向仕様は右ハンドルのみのようで、更に資料は車両およびエンジンの型式、そしてJC08燃費の欄が空白となっていたから、この展示車は欧州仕様であり日本向けは未だ型式認定も取れていな段階だということになる。すなわち、以下の写真はあくまで参考であり、日本で発売されるモデルとは異なる部分があるということに注意願いたい。 ドアを開けた眺めは一見すると両車は大きな差が無いが、よく見るとシートの形状が少し違う。 両車ともシート表皮はレザーでシート調整用のスイッチもやたらと沢山付いているが、これは当然オプションのシートが付いているのだろう。 Macan は随所にポルシェらしくない部分があるが、ドアトリムもアームレストより下は如何にもプラスチッキーな質感で、これもまたポルシェらしくない。 とは言え、上級モデルであるTurboになると少しは高級感があるようにも見えるが‥‥。 それでも、ドアトリムの中では最もドライバーの視線を浴びる可能性のあるパワーウィンドウやミラーの操作部分と、それらが配置されているアームレストはある程度の質感を確保してはいるが、逆にこれが見えるところだけに金を掛けて見えないところは手抜きをするという世間のクルマ並みの発想になっていて、これまたこんなのはポルシェじゃあない! みたいな状況でもある。 インテリアのハイライトは何と言ってもインパネだが、この部分もS とターボの大きな違いは見あたらない。 ルーフ中央のオーバーヘッドコンソールやフロアーのセンターコンソール上のATセレクターの両側に各種のスイッチ類を配置するなど、基本的にはCayenne のレイアウトを踏襲しているが、パナメーラに始まり911やボクスター/ケイマンでも採用されているものに比べると、センタークラスターの高い位置に継り、センターコンソールが大きく傾斜している様子が無い。 リアにはエアコンのアウトレットがあり良く言えば実用本位だが、これがまた安っぽくてポルシェらしく無い。Cayenneの場合は一応ポルシェと言っても許される程度の高級感は確保してあったが‥‥。 ここまで見た限りでは、インテリアもやっぱり手抜きはしていた。 次回は走行に関係する操作部分について紹介するが、さ〜て、どんなものでしょうか。 つづく。
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2014/7/14(Mon) |
Porsche Macan<2> |
今回はリアーゲートを開けたところから。ラッゲージスペースは車自体が結構大柄なこともあり十分なスペースが確保されている。休日のゴルフ特急便にも十分に使えそうだし、元々そうい。
Macan SのエンジンはV6 3.0L ターボで340ps/5,500‐6,300rpm、460Nm/1,450‐5,000rpmを発生する。 そしてMacan Turbo はV6 3.6L ターボで400ps/6,000rpm、550Nm/1,360‐4,500rpmとMacan Sより排気量が多い分だけ高性能となっているが、外観上は殆ど違いが判らない。 尤も、コアなポルシェファンからすれば水平対向じゃあないポルシェなんて有り得ねぇ!ということになるのだろうが‥‥。 排気管はTurboの方が見かけは良いが、何の事はないマフラーカッターに金を掛けているだけで、よく見りゃ事実上は同じものに見える。 標準装着タイヤはMacan Sが Fr:235/60R18 Rr:255/55R18、Macan Turboが Fr:235/55R19 Rr:255/50R19だが、写真のクルマはそれぞれMacan Sが Fr:265/45R20 Rr:295/40R20、Macan Turboが Fr:265/40R21 Rr:295/35R21という何と2サイズも大きいオプション品を装着していた。そのために両車ともブレーキが小さくみえてローターとホイールの隙間はスカスカとなっている。 そのブレーキキャリパーの色はCayenne と同様にSがシルバー、Turboが赤であり、ここには無いがベースグレードは恐らく黒だろう。 フロントのブレーキキャリパーは前述の色違いを除けば何やらキャリパー自体は同じに見えるが、勿論見えない部分、すなわちピストン径が違うなどは無いとは言えない。 そしてリアーブレーキは見た瞬間にあっと驚く片押しキャリパーだった。ポルシェが片押しを使ったというのは記憶に無いくらいに、ポルシェ=対向ピストンキャリパーであり、ポルシェファンからすればこんなのポルシェじゃあない、と言いたくなる。 とはいえ、型押しではダメかといえばそんなことはなく、実用上は全く問題ないだろうが、少なくとも宇宙一で無いことは確信できる。まあ、それを言ったら重心の高いSUVはそれだけでブレーキング時の荷重移動が大きくて、911やボクスター/ケイマンとは全く違うカテゴリーのクルマなのだが‥‥。 この片押しキャリパーはポルシェの軌道修正を象徴的に表しているわけで、ぶっちゃけMacanはアウディQ5の兄弟だから、まあ純粋なポルシェではないのだが、それを言ったらCayenneだってVW Touareg の兄弟なのだから、特別 Macan を責めることも無さそうだが、Touareg はどちらかと言えばVW版のCayenne という感じだったが、Macan の場合はポルシェ版 Q5と言いたくなってしまうくらいにポルシェとしてはアウディ寄りに感じる。 と、何やら結論めいたことを書いてしまったが、未だインテリアは見ていなかった。 さ〜て、どうなることやら。 つづく。
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2014/7/13(Sun) |
Porsche Macan |
ポルシェのブランニュー小型SUV Macan (マカン) が既に予約を開始している。発売は恐らく2015年モデルとしてだから10月頃だろうか。 今回はポルシェとしては初の小型(カイエンに比べて)SUVであるために、最初にスペック一覧から始める。
アウターサイズは特に全幅が1,925oもあり、小型どころか馬鹿でかい部類だ。まあ、それでもカイエンの1,940oよりは狭い、と思ったらたったの15oだった! なお全長はカイエン(4,845o)よりも156o 短く(4,680o)ホイールベースはカイエン(2,895o)よりも90o短い(4,680o)。 バリエーションはMacan、Macan S、Macan Turboという3種類で、まあポルシェとしては一般的なラインナップだが、 ベースグレードのMacanでさえ2L ターボで最大トルク350N・mというNAでいえば3.5L並みの強力なものだ。
数字上ではカイエンよりも多少は小さいマカンだが、一見するとカイエンにソックリで、いやよく見ても似ている。 リアはカイエンと比べるとテールライトの形状が多少違うので慣れれば判別がつきそうだが、勿論一見すると判らないくらい似ている。 このMacanの注目度は相当なもので、セレブ達が必死に情報を集めるべく目の色を変えているのをみると、このサイトの読者もやっぱり大いなる関心があるのかとも思っていち早くお伝えしたかったが、昨日はコペンの簡易試乗記後編の予定をしており、しかもこれまた一部の読者がお待ちかねの特別編だったから、やむなくマカンを一日遅らせることとなってしまった。もしも通常の簡易試乗記だったらば、当然こちらを優先としただろう。まあ、マカンとコペンでは‥‥いや、ここは特別編ではなかったのでここらで止めておこう。 次回につづく。 |
2014/7/11(Fri) |
PORSCH 919 |
今年のルマン24hレースにはポルシェが10年以上のブランクを経て、久々のワークスマシンで出場したが、そのニューマシンが919ハイブリッドだ。 今回、919のエクステリア写真を入手したので、これを公開する。なお、写真のクルマはレースに参加したものではなく、展示用のいわゆるモックアップというか1/1の模型という訳だ。 基本的にはアウディやトヨタなど最新のルマンカーと同系統の、言ってみればF1マシンに屋根とフェンダーが付いたようなスタイルとなっている。 コクピットより後方には中央に整流板というのだろうか、垂直に立つエアロパーツが特徴的だ。 レーシングカーには当然あるはずの太い排気管は見あたらない。 タイヤは意外にもハイトが高く、ブレーキキャリパーは小さめのモノが真下に付いているなど、これはF1の構造と似ている。 このところルマンを始めとした欧州の耐久レースではアウディの一人舞台だが、そのアウディを追撃しながら毎年惜しくも優勝を逃していたのがトヨタであり、来年こそはというところだが、何とポルシェが本格的に復帰してしまった。ポルシェのルマンカーといえばその昔の917や956など、長年王者の位置に居座り、あまりも速すぎてレースが面白くなくなってしまう程の実績がある訳で、そのポルシェが本気になっことで、近い将来にはこの919の独壇場という時代が来るだろう。 となると、トヨタとしては919が成熟してくる前に何とか優勝しないと、チャンスは増々遠のいていきそうだ。 |
2014/7/9(Web) | Lexus NX (2015) |
レクサスのSUVであるRXは、ハッキリ言ってパクリの多いトヨタとしてはオリジナルと言ってもいいくらいに新しいコンセプトのクルマとして、その後の高級SUVブームの先駆けとなったが、今回はそのRXの弟分ともいえるNXが発表された。
スタイルは正に小さいRXで、フロントのスピンドルグリルとともに誰が見てもレクサスのSUVだ。この誰が見ても○○というのは、日本車には珍しいことで、その意味ではプレミアムブランドの条件は取りあえず満たしていることになるが、それも北米での話で、日本ではそれ程有名という訳では無く、一般庶民ではレクサスって何? 外車? みたいな状況もある。
インパネのデザインはRXよりも設計年次の新しさを物語るようにセンタークラスターがスピンドルグリルをモチーフにしたデザインとなっている。恐らく今後のレクサスのインパネは新設計の段階で、このスタイルが基本となるのだろう。
バリエーションとしては4気筒 2LターボエンジンのNX200とハイブリッド(4気筒2.5L)のNX300h がある。なお、日本国内向けは7月29日に発売ということだ。 例によって、レクサス NXの詳細を知りたいという方は |