B_Otaku のクルマ日記


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2022/3/17 (Thu)  Hyundai Kona Electric [US] (2022)

ヒュンダイ自動車は日本再上陸に当って、全てを BEV と FCEV で展開すると表明している。また従来日本が独占していたインドネシア市場にもこれら EV で参入するという。

どうやら現代自は自社の EV に大いなる自信をもっているようだが、その自慢の SUV タイプ BEV のコナ EV は、世間ではバッテリーからの出火事故が多い事から「燃える EV 」と揶揄されるという、およそ切り札には適さない大欠陥車だった。

そこで、ヒュンダイ自は、このコナ EV を大幅にマイナーチェンジを行った。前期モデルが 2019 年だから、僅か3年での全面改良となったのは、勿論出火対策が最大の目的であろう事は容易に想像がつく。

コナのアウターサイズは全長 4,165 x 全幅 1,800 x 全高 1,565 ㎜ 、ホイールベース 2,530 ㎜ で、これはトヨタ C-HR の全長 4,385 x 全幅 1,795 x 全高 1,550 ㎜ 、ホイールベース 2,640 ㎜ よりも更に少し小さいが、概ね同クラスといえる SUV だ。

なお、コナには BEV 以外に 1.6L ガソリン・ターボと 1.6L ディーゼルもラインナップされていて、要するに EV 専用のプラットフォームを持つ本格的な EV ではなく過渡期の製品だ。

エクステリアは前期型から殆ど変わらず、唯一樹脂部品であるバンパーを変更するという、MC では定番の手法を使っている。

リアについても同様にバンパーを変更し、それによってリア―コンビネーションランプの形状を多少変えている。

次にダッシュボードを比較すると、樹脂部品は前期型からの変更は無いのも MC としては定番だ。

ただし、メータークラスターやセンターディスプレイなどの IT モノは時代の変化に従ってワイド化や CG 化が実施されている。

ここまでは変り映えのしない内容の無い MC だが、ボンネットフードを開けた時の眺めは全く変わっている。

そりゃあそうだろう。今回の MC の最大の目的は燃える EV に対する根本的な対策であり、動力制御系の電気系統まで含めての改良も行われているだろう。

前期型のリコール対策では対策してもまた同様な不具合、というか火災が発生するところを見れば、根本的な解決はバッテリーのみならず、動力用の電気系統を完全に新計変更するしかなかったのだろうから、前期型ユーザーは運を天に任せて恐る恐る使うか早いところ売却るすのが賢明だが、これだけ有名になった燃える EV のリセールバリューは想像がつくというものだ。

なお、Hyundai Kona Electric [US] (2019) の詳細については下記にて。
  ⇒ 
ttps://www.netcarshow.com/hyundai/2019-kona_electric_us-version/

 




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