両車共にブラウンのレザーインテリアという事もあり、一見するとかなり雰囲気が似ている。。

とは言えセンタークラスターのデザインは全く異なり、フォレスターはナビを中心にした統合システムには成っていないし、最上部にナビ用とは別の小さいディスプレィを置くのもスバル流だ。

コンソール上の AT セレクターはフォレスターではオーソドックスな直線式のパターンだが、X1 は BMW に共通な電子式を採用している。パーキングブレーキについては両車共に電気式を採用しているのは時代の流れか。

コンソールの後端にはお馴染みのリア用エアアウトレットがあり、この眺めはこれまたブラウンのインテリアのせいで一見しての両車の雰囲気は似ている。

メータークラスターは両車とも２眼式でしかもメカ式であり、液晶の盤面も使っていない。

ペダルはフォレスターの上級モデルならば標準でアルミスポーツペダルが付くが、X1 は BMW らしくショボいウレタンパッドを使用している。ただし、最新の５シリーズでは一部グレードでスポーツペダルを使用し初めてはいる。

以上フォレスターと X1 を比較してきたが、今回の上級グレードに関してはフォレスターも決して惨めになる事も無いどろこか、結構良い勝負をしていたようにも感じる‥‥と煽てておこう。

10月1日の日記で取り上げた Mercedes-Benz A-Class (2019) に続いて、A クラスのバリエーションとも言える B クラスも FMC された。そこで新旧 B クラスと新 A クラスの３車を比較してみる。

A クラスと比べると似てはいるが明らかにデザインが異なっている。それでも妙に商用車っぽさを感じた先代に比べれば多少は乗用車らしさが出ている。とはいえヤッパリ決してカッコの良いクルマでは無い。

リアビューはフロント以上にスタイルが良くなっている。

インテリアを見るとダッシュボード等、新型 A クラスと共通、という事は大幅な近代化が実施されたという事だ。

結局新型 B クラスも当然ながらベースとなる A クラスと共通点が多く、取り分けインテリアはほぼ共通のようだ。しかしこのＢクラスを敢えて買おうというオーナーの目的は何なのだろうか？ まあそれを言ったら BMW ２シリーズのツアラーも同じなのだが。

なお詳細は例によって下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/mercedes-benz/2019-b-class/

フォレスター ハイブリッドは 2.0L NA 145ps 188N-m の水平対向4気筒エンジンを縦置きし、これに13.6ps 36N-m のモーターを組み合わせている。対する X1 sDrive 18i は BMW としては異例の横置きエンジンによる FWD であり、そのエンジンは直列3気筒 1.5L ターボ 140ps 220N-m とスペック的にはフォレスターと近いものがあるが、方式自体はこれでもかという位に違っている。

室内の比較については両車共にブラウン系のレザーインテリアを使用しているが、勿論どちらもオプションであり標準はもっと地味なモノになる。

シート表皮は前述のようにオプションのレザーで何となく両車共雰囲気が似ているのは同色系という事もあるのだろう。これだけ見ればフォレスターだって負けて無いじゃんか、という気持ちになる。

シート調整も両車共同じような位置にある同じような形状のスイッチを使う。なお X1 にはポジションメモリーのスイッチが見えるが、フォレスターには無い。と言っても場所が違うだけでメモリーは付いているのでご安心を。

なお X1 にはドア入口下端のスカッフプレート等と言われるプレートには誇らしげに BMW ロゴが付いているが、フォレスターにはその手のモノを付けようという発想が無いようにさえ見える。

ドアのインナートリムも両車共にブラウン系のレザーを使ってツートーン仕上げとしたりと中々高級感がある。

拡大してみるとそれそれデザインは違うがフォレスターも決して悪くは無い。なお前述のフォレスターのポジションメモリーはドアの開閉ノブの前方に付いている。

今回は高価なオプションを装着していたのでフォレスターも決して負けてはいないという予想外の結果となった。

つづく