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2017/8/4(Fri) Cadillac XT5 (2017)
新世代キャデラックとしての第2段である SUV の XT5 が日本でも発売が開始された。そこで先ずは米国向けのモデルを見てみよう。
スタイルはこれでもか、というくらいに威圧感万点であり、最近落ち目とはいえ米国を代表する高級ブランドのキャデラックだからこのくらいの 「どけどけ、貧乏人!」感があっても良いだろう。
このクラスの SUV は X5 もカイエンも威圧感抜群ではあるが、この XT5 は流石に米国を代表するモデルだけあって本家の面目躍如というところだ。
リアは大きな特徴はないがクルマ全体の固まり感はもの凄い。
ダッシュボードは欧州車の感覚とは全く異なり、トップフードが高い位置にあり、相対的にメーターやディスプレイが低い位置にある。
ここで、日本向けのスペックを見るとアウターサイズは全長 4,825 x全幅 1,915 x全高 1,700mm、ホイールベース 2,860mm だから、ポルシェカイエンと比べると全長が -25mm 全幅が -25mm 全高は -10mm でホイールベースは -35mm とそれぞれ僅かに小さいがほぼ同サイズだ。 日本での価格はベースグレードに相当する XT5 CROSSOVER が 668.5万円、上級モデルの XT5 CROSSOVER FIRST LIMITED EDITION が 783万円だからキャデラックという高級ブランドである事を考えれば思いの他安い。日本仕様のエンジンは両グレード共に V6 3.0L 314ps 368N-m で車両重量 1,990㎏ だからパワーウェイトレシオは 6.3 kg/ps というスポーツカー並みの数値で、これはポルシェカイエン (885万円) の 7.1 kg/ps とカイエンS (1,172万円) の 5.1 kg/ps の中間となっている。すなわち XT5 の上級モデルでもカイエンのベースモデルよりも約百万円も安い事になる。
まあそうは言ってもクルマは走って何ぼだからスペックと写真の外観だけでは何とも言えないが‥‥。更に日本向けというが、今のところは左ハンドルのみのようだ。
なお、北米および EU 向けの XT5 の詳細については下記を参照願いたい。
北米向け ⇒ https://www.netcarshow.com/cadillac/2017-xt5/
EU 向け ⇒ https://www.netcarshow.com/cadillac/2017-xt5_eu-version/
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2017/8/2(Thu) Toyota Camry <6>
センターコンソールの後端にはリア用エアアウトレットがあるのはお約束。ダッシュボード右側のパワースイッチのそのまた右側のパッド部分は全グレードにステッチ付きのレザーパッドが奢られているのは、一番目に付く場所に予算をつぎ込むという上手いやり方だ (写真はX) 。
ステアリンホイールは全グレードで革巻き&スイッチ組み込みとなっていて、エントリーグレードはウレタンステアリング何て事は無いのは立派だが、まあ鉄っちんホイールと違って運転中常に手に触れている部分だから手抜きは禁物ということだ。
メーターは左側に如何にもハイブリッドっぽいパワーメーターが配置されているし、センターの液晶表示部分も結構大きい。ところでこれって今流行りのフル液晶タイプかと思ったが、写真右下のように電源OFF 時に薄っすらと指針や文字が見えることで単なる自光式だと判断できる。
未だ市場で充分な実績のないフルディスプレイメーターを行き成りベストセラーカーで実施するのは危険すぎるからこれは判る。
ペダル配置はセンターに幅の広いブレーキペダルがあるが、これは米国流の左足ブレーキを考慮しているのだろう。アクセルがオルガンペダルなのは吊り下げ式でフロアマットに引っ掛かって暴走した事故対策であろう。まあハンドル位置は違うとはいえべダルを共通化していれば当然ながら米国向けを反映している事になる。
最後にオマケとしてカムリ用の TRD 製エアロパーツについて軽く紹介しておく。下の写真がこれらを装着した例で、フロントのバンパー下端には下品な顎が突き出すなど純正品としてはギリギリの処を狙って、イカレたアンちゃんに受けようとしているのだろうが、写真下のクルマの価格は四百数十万円だから、アンちゃんには荷が重い価格でもある。
各パーツはフロントスポイラー (10.9万円) 、サイドスカート (7.5万円) 、フロントバンパーガーニッシュ (3.5万円) 。
リアについてはリアバンパーガーニッシュ (1.8万円) 、リアサイドスポイラー (3.2万円) 、リアトランクスポイラー (3.9万円) という事で、まあ前部付けても 25万円くらいだが、車両本体が 419.6万円 (G "レザーパッケージ") だから合計では約445万円と、結構なお値段となる。
ところで 445万円といえば、BMW 318i M SPORT の 489万円まであと 44万円まで迫っている。まあ動力性能は劣るとはいえ、見た目は TRD なんて屁でもないというくらいの BMW M3 ルック! な~る程ねぇ。巷に3シリーズが溢れている訳だなぁ。
さてこの新型カムリ、クルマというモノは走って何ぼだから、先ずは兎に角運転してみよう、という事で例のアムラックスのコースで試乗してみた。結果は近日中に簡易試乗記で発表する予定だが、いやこれが一言でいえば予想外に良い車だった。ということで‥‥
乞うご期待!
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2017/8/1(Tue) Toyota Camry <5>
ダッシュボードはY字型のフレームで囲まれたセンタークラスターがユニークだ。助手席側のウッド (風) の水平トリムはエントリーグレードのXでも標準装着している。
そのY字型フレームのセンタークラスターには上半分はブランクパネルとなっているのは写真のクルマのグレードが Xのためで、G "レザーパッケージ" には T-Connect SD ナビシステムが標準だが、それ以外はオーディオレスとなっている。そしてGではラインオプションで"レザーパッケージ" と同じナビシステムが設定されているが価格は 33.5万円也で G が 349.9万円だからオプションと共に383.4万円となり、こりゃあ結構な価格となってしまう。
Y字部分の下部にはフルオートエアコンが全てのグレードに標準装備されている。まあ今時マニュアルエアコンなんて返って高く付くかも知れないが‥‥。
センターコンソール上には AT セレクターとその手前にモード切り替えスイッチと電動パーキングブレーキスイッチなどがある。なお写真左下のシンプルなパネルはXで、Gでは "タイガーアイ調木目調 (?) パネル" となる。
ところでカムリの AT セレクターのパターン表示は何故か上から見るとレバー根元のブーツに隠れている。
AT セレクター手前のスイッチ類 (写真左下) 。AT のパターンは一般的な直線式ティプトロタイプでDから右でS、押してアップ/引いてダウンとなっている。
次回は残るインテリアについて纏める。
つづく
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